砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1238滴:すべては現状認識の上に立つ

愛媛県は松山市の証券会社に勤める松平さんは「まつだいら」の『ま』に、 アクセントを置いて発音する@徳川も荒田川も大して変わらない杉山です。

ちなみに、私が「ハヤシライス」と名付けた林米男さんの遠い親戚筋です。

ですから、徳川家がどうのこうのと『ま』つだいらさんは力説しています。

さぁ、そんな私が『ま』ったいらと呼ぶので本気で私のことが嫌いみたい ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■この2日間は、自分の中の自分についてお話しました。

ある意味、とっても簡単で当たり前のことなんですが、 それがなされていないのが今の現状です。その原因は、

■無意味な目標設定や夢を抱かせる今の教育にあります。

例えば、理科の成績が国語よりもよかった子がいます。 すると担任の先生は、技術者になるように指導します。

■でも、理科の成績が国語の成績よりもよかったのは、

国語の先生が理科の先生よりも嫌いだったからです。 たったそれだけなんです。それなのにバカな担任は、

■NASAとか宇宙飛行士の毛利さんのお話をします。

それを聴いた少年は星空を見上げるようになります。 だから、ボーっと口を開けた子どもが増えるんです。

■そんなもんすべて担任の責任です。

顎関節症になったらどうするのよ。 未発達な顎はデリケートなんです。

■しかし、子どもに限ったことではありません。

大人も見果てぬ夢や無意味な目標を抱きます。 だから、浮き足立った危険な社会になります。

■断言できますが、夢や目標なんてミミズの脳ミソほども要りません。

あんな泡みたいな無形物を抱くから勘違いした連中が増えるんです。 生き方は、トップダウンじゃなくてボトムアップしかあり得ません。

■そう、現状認識がなによりも大切なはずです。

今の自分はどんなだろう?という生き方です。 夢や目標は、成功してからの後付で十分です。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

ご幼少の頃の私は、よくポプラ社の偉人伝を読みました。 中でも『エジソン』や『シュバイツァー』に憧れました。

すると、偉大な科学者や立派な医者になろうと夢を抱きます。 でもね、弘道君の高校時代の物理の最高点は14点だったの。

しかも、1問2点の○×式の問題が、 たまたま7つほど当たっただけです。

絶対にそこしか点が取れないと思っていたので、 鉛筆を転がした丁か半かのバクチの世界でした。

それじゃあ科学者や医者になれねぇだろ!と普通は思うはずです。 でも、世間の人は14点で科学者や医者になろうとするんでしょ。

トップダウンの夢や目標を抱くということは、 それとまったく同じことです。できんでしょ?

もしも私が医者になったら、 丁か半かで注射を打ちます。

だって、物理14点だもん。

今日の自分の立場やレベルを知ることが当然の行為です。 それさえ抑えれば、下手な夢や目標など必要ありません。

還暦を過ぎた社長が3年後に上場すると夢を語りますが、 普通に考えたら上場するより墓場に入る確率が高いです。

世の中の人間たちは、現状認識能力が極端に薄過ぎます。

100%未来があって現在が存在する訳ではありません。 今日の自分のがあって明日の自分が100%存在します。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━