砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1287滴:いったい誰に責任を取ればいいんだ!

福岡県の社長が「この中のどれがいい?」とドメイン名を送ってきたので、 メールを開くや否や「どれもこれもダメ」と返した@人に厳しい杉山です。

ちなみに、武蔵丸のような体なのに自社サイトで雑貨を売りたいそうです。

ですから、メールには「e-zakka e-fancy e-syohin」と書いてありました。

さぁ、そんな「e-」から始まる安易なドメインが虫酸が走るほど大嫌いだ ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■夜。窓の外には星の数ほど星があった。

そのとき私は琥珀色のグラスを傾けた。 艶やかな氷が「カチン」と音を立てた。

■私は、少し酔った。琥珀色の液体は、

カナダ産のメープルシロップだった。 決して冗談なんかじゃない。事実だ。

■すると私のほとんど壊れたケータイが鳴った。

ほろ酔い加減の私は「デュークだ」と言うと、 かすれた声で「もう疲れたよ」と返って来た。

■「一体、どうしたんだい?」と私が窓を背に訊ねると、

「会社の業績が悪いから辞めるよ」とそいつが言った。 「辞めるって、お前は社長だろ?」と私は問い質した。

■ちなみに、問い質すは「といただす」と読むんだ。

そいつは「社長だから責任を取るんだ」と言った。 私は、深呼吸を1つすると「おバカ!」と叫んだ。

■そう、小さな会社の社長はだれに責任を取ればいいのでしょうか。

会社が潰れて困るのは、すべてを担保に入れている社長だけです。 周りがなにを言っても一切、聴く福耳を持つ必要などありません。

■赤福とか船場吉兆の社長が深々と頭を下げたその対象は、

会社に多くのお金を出資してくれた株主だけなんだから。 それ以外の奴には悪いなんてこれっぽっちも思いません。

■みんな同じことをやってるのに「運が悪かった」と思っているだけです。

他人から1円もいただいていない会社の社長は頭を下げる対象はないの。 社員のためでもお客さんのために働く訳でもない。対象は自分だけです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

先日、赤福が営業を再開しました。 もうオープン前から長蛇の列です。

思いのほか、いい宣伝になったじゃないですか。 不祥事が遭った前よりも、さらに繁盛しますよ。

株主様、大喜びです。

間違いなくすべてはパフォーマンスなんだから。 その業界で1番になった会社は国が潰しません。

でも、吹けば飛ぶような小さな会社など速攻で潰れます。 国は、助けようなどとはこれっぽっちも考えていません。

ちなみに、これっぽっちの「これっぽっち」とは、 左手の小指の爪の先っぽの尖った部分を指します。

これが右手だと私の中のイメージが少し崩れます。

私は、なにがあっても責任も相撲も花見の席も取りません。 ここでお話したことで不快にさせることがあったとしても、

そんなもんは受け取った側に問題があると確信しています。

1円も払っていない奴が一端の文句など言うなバカ!と、 私のよく知っているメルマガ発行者が言っておりました。

私は、そのような酷いことを言う人間が信じられません。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━