砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1298滴:社長ね、それは会社の備品なの

名古屋から岐阜へ帰るために17時52分の米原行きのJRに乗った私は、 飴を袋から取り出して舐めようとした@意外にいいかっこしいな杉山です。

ちなみに、溶けた飴が袋の内側に付いていたのでなかなか出ませんでした。

ですから、普通なら止めるのですが数人が見ていたので根性で出しました。

さぁ、そんな初デートの食事で誤って脂身を口に入れると水で押し流した ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■ある小っちゃな繊維会社に行きました。

家賃が10万円という古い建物でした。 壁面は剥がれて社員の机も中古品です。

■私は、過剰なほどにビンボーな気分になりました。

なにか私にお手伝いできることはないのだろうか、 そんな心にもないことを思わせるほど悲惨でした。

■そのS社長から「自宅に遊びにおいでよ」と誘われました。

私は「喜んで伺います」と言ったものの少し戸惑いました。 馬小屋のような寒い家だったら風邪を引くと思ったのです。

■ところが、行ったらびつくりしました。ぷッ。

思いっ切りゴージャスチックなハウスでした。 と同時に、私の中のS社長株が暴落しました。

■会社の壁には、画鋲の穴とテープの跡がそこかしこです。

でも、S社長の自宅の壁にはそんなものなどありません。 これを中古の机で働く社員が見たらどう思うでしょうか。

■その逆はまったくOKです。自宅は質素だけど、

働く環境だけはちゃんと整える社長のことです。 でも、そんな社長は数えるくらいしかいません。

■思うに、公衆便所のトイレットペーパーを持ち帰るような社長です。

てめぇのことしか考えていない桔梗屋利平のようなケチな野郎です。 社員たちには生活倉庫で山積みになっていた机を使わせているのに。

■こーいう連中を目の当たりにするとうんざりします。

大体、この手の社長は100%朝礼が長いはずです。 きっと会社のネスカフェを自宅に持ち帰っています。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

喫茶店に置いてある爪楊枝を束で持ち帰っているはずです。 100%そうです。間違いなくそうに決まっているんです。

繊維業で儲かっている会社の社長たちは、 そーいう体質になるようにできています。

でも、太陽が東から昇って西に沈むのと同じように、 そんなミジンコのような社長の会社は潰れるのです。

自分の会社を蔑(ないがし)ろにして社員を欺(あざむ)くような、 私腹を肥やす繊維会社の社長のことをミジンコ野郎と呼びましょう。

ここでのポイントは、繊維会社に限定していることです。

アスクルで買った3時のおやつを子どもの土産にしてはいけません。 それはね、会社の経費で仕入れた社員が楽しみにしている備品なの。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━