砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1321滴:居場所がない社長の唯一の見せ場

愛知県の小牧市に住んでいる親戚の叔母さんは「黄色いミカン」のことを いつも「きいないミカン」と言う@どんなに頑張っても慣れない杉山です。

ちなみに、漢字にすると「黄色い」か「黄ない」かどっちなのでしょうか。

ですから、先週「弘道君、顔がきいないね」と面と向かって言われました。

さぁ、そんなどうしても「顔が汚いね」としか弘道君の耳には聴こえない ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■久し振りに朝礼に嫌気が差した社員のお話です。そう、

未だに無意味な朝礼を好んでやっている社長がいます。 あれはね、やればやるほど優秀な社員が去る儀式です。

■必ずと言っていいほど社長はとっても大きな話をするはずです。

例えば、地域社会への貢献のためだとか地球環境のためだとか。 それは政治家が言うことであって町の社長には関係ありません。

■だから、優秀な社員は嫌気が差すのです。

そんなにCO2の削減が大好きだったら、 朝っぱらから臭い息を吐くなと思います。

■黄砂で顔がきいない私が言った訳ではありません。

ある会社の優秀な社員が言い放ったのです。要は、 社長の気がどっちに向いているかが問題なのです。

■「うちのお客さえ幸せになればいい」と断言できるかどうかです。

世の中の流れとか小麦粉の値段について話しても仕方ありません。 しかし、朝礼をこよなく愛す社長はそんなことばっか演説します。

■社員たちは「次の市長選に出る気かよ!」と思っているはずです。

いい加減、かっこつけだけの朝礼などゴミ箱に捨て去りましょう。 お山の大将になりたい頭の悪い奴に限って長い演説が大好きです。

■「お前らの面倒を一生見てやる」とでも言ってみろ。

世の中の流れを語る奴はきっと逃げているだけです。 朝の5時から日経新聞を丸暗記するのは辛いでしょ。

■「うちのお客だけ」とか「お前たちだけ」とか言える社長は、

カップラーメンの値上げについてなど100%解説しません。 多くの前で語りたがる社長は、自分の居場所がないからです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

まだまだ昭和初期の半分ほど脳ミソが腐った社長が多いです。 いつまで松下幸之助の心得を朝っぱらから話すのでしょうか。

本田宗一郎は、インターネットを知らないのよ。 ソクラテスを崇拝するのとなんら変わりません。

そんなレトロな話を朝っぱらから何十分間も降り注がれた日には、 せっかくのヤル気も塩を掛けられたナメクジのようにしぼみます。

優秀な社員に限って「地域や地球を守る前に、 うちのお客さんや社員を守れよ」と思います。

多くの前で演説をすると必ず大きな話となってしまいます。 すると、決まってその方向性が骨盤のようにズレるんです。

私の素晴らしい経験から見ても、ほとんどそうです。 100%例外がないと言っても過言ではありません。

防虫剤はタンスにゴンでお金を食う怪獣はカネゴンです。

世の中の流れを語る前に身近な人間を大切にしましょう。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━