砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1388滴:凧の原理

例えば「店を開く」の場合は「ひらく」と読むけど「店が開く」の場合は、 「あく」とも「ひらく」とも読める@書き手の真意に興味を抱く杉山です。

ちなみに、「興味を抱く」は「いだく」で「肩を抱く」なら「だく」です。

ですから、「店が開く」はどっちのつもりで書いているのか気になります。

さぁ、そんな漢字を使わずに「店がOPEN」と書けばすべてが解決する ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■調子はOKなのになにか違う気がする。

どこかもの足らない。今一つ伸びない。 すべてが自分の味方をしてくれるのに。

■と、贅沢なお悩みを抱えている社長に会いました。

売上げは昨年比120%UP↑と伸びていますが、 社長の想いとは少しずつズレてきているようです。

■一体、どうしてでしょうか?

答えは、とっても簡単です。 風向きがよ過ぎるためです。

■やることなすことが追い風だからです。

すると、打つ手がすべて上手く行って、 売上げだけは気持ち悪いほど伸びます。

■でもそれは、追い風に乗って早く目的地に着いただけです。

放っておいてもいつかは辿り着く地に早く着いただけです。 だから、売上げが伸びても今一つ腑に落ちない気がします。

■思うに、凧の原理がお勧めです。

早く走りたいなら追い風だけど、 高く舞いたいなら向かい風です。

■そう、空高く舞い上がる凧は、

風に流されて舞うのではなく、 風に逆らって舞い上がります。

■西からの心地良い追い風ばっか求めているようじゃあ、

いつかは辿り着く目的地に早く着いてジ・エンドです。 空高く舞い上がるためには絶対に抵抗勢力が必要です。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

なにげに素晴らしいことを言ってしまったそんな気がする。 で、どうすればいいの?と訊ねられても答えられませんが。

私はね、安い答えを出すのが目的ではなく、 革新的なヒントを提示したいだけなのです。

今、そう決めました。

みなさんの周りにも調子がOKな連中がいますでしょ。 よくご覧なさいよ。追い風に乗っているだけじゃない?

放っておいてもいつかは辿り着く地へちょっと早く着いただけです。 まったく羨む必要がないどころか逆に合掌して哀れむべきなのです。

どうせ、すぐコケる。

でも、向かい風に逆らって高く舞っている奴は立派です。 早く走る奴よりも高く舞う奴の方が絶対に長生きします。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━