製薬会社に勤めていた25歳のときに私が担当する三重県伊勢市の薬局の 店主から「うちの娘と食事をしてくれ」と頼まれた@顔を伏せた杉山です。
ちなみに、そのお嬢さんは私より5つ年上で笑顔が北の湖に瓜二つでした。
ですから、風邪薬を大量に仕入れてもらうことを条件に2人で会いました。
さぁ、そんな嫌われるように「クチャクチャ」と大きな音を立てて食った ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。
■夏休みに入ってから『心霊探偵・八雲』を熟読している下の娘が、
「大人になったらどんな仕事をすればいい?」と私に訊ねました。 私は「稼ぐ男を捕まえるか手に職をつけるかだね」と答えました。
■この暑さのためか、問い掛けに対する私の答えが、
ふと考えるとちょっとズレてしまった気がします。 そこで、親の威厳を見せ付けるように答えました。
■「頭を使う仕事が嫌なら気を遣う仕事がいいよ」と。
ご存知のとおり、下の娘のテストの点数は低いです。 でも、なぜか成績表は過剰なほどの評価らしいです。
■俗に言う、要領がいいとか、
世渡り上手というやつです。 この路線で行けば食えます。
■一番ダメなのは、計算しかできない奴です。
自分は頭がいいんだと勘違いをしています。 要は、気を遣うことがまったくできません。
■この世の中では、計算ができる人間よりも、
気を遣うことができる人間の方が貴重です。 本当に頭のいい人間なら気を遣うはずです。
■勉強が苦手なら生徒会活動をやればいい。
点数が低けりゃクラス委員をやればいい。 頭を使うことが下手なら気を遣えばいい。
■なにも苦手なもので勝負をすることはありません。
自分の陣地に相手を引き込んで戦えばいいのです。 自分を世間にどうやって見せるかだけの違いです。
┃編┃集┃後┃記┃───────────────────
思いっ切り簡単に言えば、気を遣うこととは、 余分なことを一切、やらないということです。
頭の悪い奴は、余分なことばっかやります。 だから、貴重な時間もお金もなくなります。
気を遣うということは、身を引くことです。 出るときは出て、引くときは引く人間です。
これが理解できる奴は敵の陣地で戦うようなバカなことはしません。 絶対に負けるに決まっています。苦手で勝負することはありません。
仕事も人生もすべて見せ方です。中身なんて見えません。
下の娘は、学校帰りに近所のおばちゃんたちと1時間も 立ち話をします。この路線で行けば食いっぱぐれません。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━