ちょっとヨーロッパの気分でも味わってみようかと三洋堂まで出掛けると、 入り口の近くの雑誌コーナーの前に立った@思う存分に楽しんだ杉山です。
ちなみに、歩いて三洋堂まで行ったので扉をくぐると汗が噴き出しました。
ですから、パリやローマやマドリードを中心に『るるぶ』で旅をしました。
さぁ、そんな予定もないのにドイツの『地球の歩き方』を買ってしまった ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。
■例えば今、あなたが漫画家だとしたら、
一体どのような漫画を描くでしょうか。 ソッと目を閉じて思い浮かべて下さい。
■昨日、ボーっと『テニスの王子様』を観ていました。
思ったのは「この手の漫画は長くは続かん」ってね。 なぜならば、最初から越前リョーマが強過ぎるから。
■あなたが『テニスの王子様』とか『ワンピース』のような
漫画を描きたいと思い浮かべたら非常にデンジャラスです。 主人公が強過ぎると最後はバケモノと戦うしかありません。
■ところが一方の『ヒカルの碁』はどうでしょうか。最初は、
囲碁のルールさえも知らない主人公が徐々に強くなります。 典型的な出世型の物語なので長く続くと思われがちですが、
■途中からストイックな感じになります。観ているこっちが
とっても疲れ始めるので10話あたりから観なくなります。 そして、これも最後にはバケモノとか幽霊と戦いだします。
■理想なのは『ゴルゴ13』と『こち亀』しかありません。
たしかに、デューク東郷も両津勘吉も無意味に強いです。 でも、シチュエーションを楽しませる物語は永続します。
■でもって、その中間をひた走る名作が『北斗の拳』です。
無敵の主人公ですが、シチュエーションが面白いのです。 人間の絆、時代背景などが観る者の心をくすぐるのです。
■よって、最初から強い主人公の漫画を思い浮かべた人は、
現状が苦しいせいか一過性のヒットを狙って終わります。 要は、1作だけで食っていける漫画を参考にして下さい。
┃編┃集┃後┃記┃───────────────────
ところで『サザエさん』や『ちびまる子ちゃん』はと言えば、 長く続きゃいいってものでもありません。引き際も肝心です。
そして、延々と続く物語に欠かせないのが、 秀逸のキャラの設定です。これが大切です。
脇役だけで1話でも描けるようになるともう怖いものなしです。 ふと思いましたが、私は一体なにを力説しているのでしょうか。
お盆休みでボーっとしている人には丁度いい内容なので、 意味を深く突き詰めることなくザッと読み流して下さい。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━