砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1496滴:苦痛を越えた先も真っ暗闇

物心がついた頃からお風呂上りの体をバスタオルの裏側で拭いているので、 自分でも不思議に思って同級生の大学教授に訊ねてみた@驚いた杉山です。

ちなみに、木下教授は「間違いなく貧乏性」だと満面の笑みで答えました。

ですから、大学教授と言っても専門がドイツ文学なのでほとんど素人です。

さぁ、そんな学生時代に靴底に金具を打って踵が磨り減らないようにした ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■基本的に、本業だけでコケることはあり得ません。

なにか要らないことに手を出したために潰れます。 繊維会社が潰れるのは不動産を購入したからです。

■それ以外なら、ゴルフ会員権を利ざや目的で買ったからです。

そうした結果、ドミノ倒しにコケた時代をバブルと呼びます。 もっと言えば、潰れた会社はみんな業績がよかった会社です。

■はた目に「羨ましいなぁ~」と思われていた会社ばっかです。

では、なぜそんな立派な会社がゴルフ会員権や不動産などの ゴミにもならない紙切れ同然のものに手を出すのでしょうか。

■一般的には、さらに利益を増やしたかったとか、

あぶく銭で楽がしたかったと思われがちですが、 それは「オオアリクイと出る杭」ほど違います。

■本業でそこまで稼いだ社長だったなら、

おそらくゴルフ会員権や不動産や株が、 いつかは↓することを知っていました。

■血を流さないとダメだと勘違いをしています。

流した汗と涙と血の量で満足感を得ています。 痛い思いをしないと成功だと思えないのです。

■だから、ある意味、とってもマジメな社長たちなのです。

楽がしたいどころか苦痛を越えないと満足ができません。 しかし、苦痛の先に明るい未来がある訳ではありません。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

整体やマッサージで無痛治療というのがありますが、 そーいう治療院は笑っちゃうほど流行っていません。

痛くないと満足しないからです。 苦痛を越えた先に極楽があると、

多くの人は勘違いをしています。

だから、無痛治療はいけないことだと書こうと思いましたが、 そうすると本文の内容とまるっきり反対になる気がしました。

そして僕は途方に暮れる。

5分経過。。。

整体やマッサージ関係の方に限り、 無痛治療はいけないことなのです。

本当ならば、まったく痛くもなく治ることが一番ですが。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━