砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1539滴:商売のやり方は、腐るほどある

見るからにあっち系の若頭っぽいK社長が「杉山さん、嘘はあかんで」と、 目をパチパチさせながら30cmくらいまで迫って来た@ビビッた杉山です。

ちなみに、名前のKは「加藤」でも「片桐」でも「亀山」でもありません。

ですから、鹿○社長は「嘘をつくとある行動をするんや」とすごみました。

さぁ、そんな人差し指と中指でケータイを寿司のように握っているらしい ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■売上げ=集客×単価×リピート回数。

これが俗に言われる商売の鉄則です。 でも、これじゃなくてもいいんです。

■例えば、リピート回数を上げさせたり維持させるためには、

従業員教育やサービスの向上をし続けなければなりません。 口では簡単に言えますが、非常にコストが掛かるものです。

■そこで、それを一切、切り捨てましょう!と私が提案しました。

中途半端な規模で中途半端な味の料理を出す旅館がありました。 集客と単価はなんとかなりましたが、問題はリピート率でした。

■「もう二度と来ないサービスに徹しよう!」という、

画期的なスローガンを掲げました。いいですねぇ~♪ 広告宣伝にのみ費用を掛けるとそれ以外は節約です。

■雑誌やテレビや新聞などに宣伝をしまくったら、

面白いように全国からお客さんが集まりました。 それまでは地元のお年寄りしか来ませんでした。

■そこで徹底させたのは、すべてに中途半端ということです。

手を抜き過ぎて粗悪なイメージを与えると風評が立ちます。 でも、サービスも料理も中途半端だと風評すら立ちません。

■私の計算では、ターゲットを全国に広げると、

あと20年はこのやり方だけで生き残れます。 ただ、私はそろばん4級なのでいい加減です。

■いいか悪いかは別にして、お客さんを満足させてリピート率を上げるより、

広告宣伝費に力を入れてあとはテキトーにやった方が安い場合もあります。 私が言いたいのは、世間の安い商売の鉄則に惑わされるなということです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

どんな商売でも、全国をターゲットにすると20年はもちます。 でも、そのあとは一体どうするの?と思うでしょ。大丈夫です。

20年もすれば、確実にお金を払う層が根こそぎ変わります。 今の高校生が温泉に浸かるためにお金を払うようになります。

だから、悪い評判が立たないように、サービスにお金を掛けないように、 中途半端に徹することです。しかし、やってみると分かると思いますが、

中途半端に徹することは非常に難しいです。 良か悪かどっちかになってしまうはずです。

それではいけません。偏差値48レベルが最高です。

いろいろと言いましたが、私はそろばん4級なので、 計算は苦手です。思うに4級自体が中途半端だけど。

答えは1つですが、商売のやり方なら腐るほどあります。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━