砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1544滴:社員のヤル気と社長の株は↑でも、給料は→

JR静岡駅に向かうひかり号の中で座席が5号車の18番のEだったので、 扉に最も近い窓側に座った@筆舌に尽くし難いほどイライラした杉山です。

ちなみに、鬱陶しいほど頻繁に人が通るので扉が数分置きに開閉しました。

ですから、扉の向こう側から来る奴を下から穴が開くほど睨んでいました。

さぁ、そんな名古屋駅から静岡駅までの間に私の横を48人が通り過ぎた ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■社員のヤル気を高めるのは簡単です。

その社員に奥さんや子どもが居たら、 家族の誕生日に花束を贈りましょう。

■社員の誕生日など関係ありません。

その社員が最も大切に思っている 奥さんやお子さんの誕生日にです。

■そうは居ませんが、愛妻家であれば、

結婚記念日でも効果的だと思います。 まずは身内にクサビを打つことです。

■すると、奥さんが会社の味方になってくれますので、

多少、辛いことがあっても社員は会社を辞めません。 このように社員の首を真綿でジワジワと〆るのです。

■「えッ?5000円もする花束を贈るの?」と思ったそこの社長、

大バカ野郎です。花束などせいぜい掛かっても年間に1万円です。 しかし、5000円の昇給をしたら年間に6万円ほど掛かります。

■その上、昇給した基本給がボーナスや退職金を算定する基礎となります。

後々とんでもないことになります。それにいくら昇給額をアップしても 社員が恩に感じるのは3ヶ月です。あとは、それが当たり前となります。

■ところが、奥さんやお子さんの誕生日に5000円の花束を贈ると、

普通の人間なら一生忘れません。むちゃくちゃ安いじゃないですか。 金額でも贈り物でもありません。覚えていてくれたという事実です。

■そんなもんはエクセルで表を作っておけば済む話です。

昇給額を3000円にして花束代を1万円に抑えると、 5000円の昇給よりも年間で1万4千円もお得です。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

昇給額を5000円にしてやりたいけど、 不景気だから3000円程度に抑えたい。

そう思い悩んでいる社長、 悩むことなどありません。

3000円で十分です。5000円にしたところで、 社員は3ヶ月もするといくら↑したか忘れています。

それどころか、社長の好意に感謝もしないどころか、 逆に「うちは給料が安過ぎる」と不満をこぼします。

そこで、社員の身内に花束でもお菓子でもいいので、 安い贈り物をしましょう。おそらく一生忘れません。

昇給よりお値打ちなのに。 世の中、そんなもんです。

肝心なのは、お歳暮やお中元の時期を避けることです。 まぁ、社長が社員にそれらを贈ることはありませんが、

世の中の行事に紛れてしまうとその価値が半減します。

奥さんの誕生日が8月とか12月だったら結婚記念日に。 それもダメだったら、4月の初旬に勝手に贈りましょう。

エイプリルフールだと照れながら言うとカッコいいです。

その横顔は、ジョージ・クルーニー風で気取って下さい。

それでは、よいお年を。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━