砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1550滴:商売のセンス

自称:ラス1のジョーという生鮮食品売り場に3年前から勤める友だちは、 焼肉でも中華料理でも最後の1個にこだわる@なんとも思わない杉山です。

ちなみに、ポテトチップスでも最後の1個になったら必死に奪い取ります。

ですから、客観的に分析したら生い立ちに問題があることが判明しました。

さぁ、そんな名前が辰夫なのになんでジョーなのかがいまだに分からない ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■以前にもチラッとお話したかも知れませんが、

タレントの永六輔が岐阜で講演をやったとき、 すでに決まった講演料の値下げを要求されて、

■激昂したそうです。ちなみに、この激昂とは、

激怒に殺気をトッピングしたような怒りです。 でも、永六輔はこの上なく正しいと思います。

■一度決まったものは、なにがあろうとも変えてはいけません。

これを念頭に置いて聞いて下さい。約2年前、知り合いから 「15万円で90分のセミナーをやって」と依頼されました。

■しかし、その4日前に「ちょっと赤字になるので10万円でいい?」と、

申し訳なさそうに電話が掛かってきました。「ふ~ん」と思いましたが、 新幹線の往復チケットも買ってしまったことだし気分転換に行きました。

■60分しかやらなかったけど。しかもテキトーだし。

だって、3分の1を削られたから当たり前ですよね。 最初から10万円だったら絶対にまともにやります。

■金額じゃないのよ。約束を破ったから報復しただけです。

私は、辰年だけど蛇のように執念深い小さい爬虫類です。 当然、その知り合いとは最初から縁を切るつもりでした。

■講師料で収支を合わせようなんてとんでもない愚行です。

自分が赤を被れば済む話です。講師がそこで宣伝すれば、 10万円やそこらくらい売上げが立つに決まっています。

■商売のセンスがないのは救いがたく致命的です。

目先の野口英世で収支を合わせているようでは、 お先が真っ暗です。でも、そんな奴ばっかです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

その場、その場で収支を合わせようとする奴はバカです。 世の中、そんなに自分に都合よく進むはずがありません。

グロスでものを考えられない、捉えられない奴は、 商売だけじゃなく、なにをやっても中途半端です。

事前に「ちょっと苦しいです…」と言われれば、 こっちがそこでなにか宣伝して売りを立てます。

そんなことも分からない奴がこの先、 上手くいくとは354%思いません。

ところが「その場の収支バカ野郎人間」は過剰にいます。 これが厄介なことに、本人たちはいたって真剣なのです。

落とし所が分かっていないとなにをやっても失敗します。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━