砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1573滴:上に立つ者には現金と転職先が命

昨日の午後2時に名古屋の栄で3人のお客さんと会う約束をしていたけど、 あまりに寒かったので断った@「ふざけるなッ!」と怒鳴られた杉山です。

ちなみに、Yahoo!天気情報には午後からみぞれが降ると書いてありました。

ですから、雪やみぞれが降ると自宅から一歩も出ないのが私のルールです。

さぁ、そんな命懸けで仕事をするほどバカではないので速攻で縁を切った ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■私の同級生のQ君が、ちょっと大きな会社の営業部長になりました。

その会社は、社員数が200名くらいなので典型的な中小企業です。 課長の頃には5人の部下でしたが、部長になると80人の部下です。

■彼は「杉山よ、部長の心得を教えてくれ」と養老の瀧で言いました。

当然、彼のおごりです。私は分かるのです。私を呼びつけた理由は、 心得を知りたいのではなく、私に自慢がしたかっただけってことを。

■そこらへんは、野生の嗅覚です。

仕方がないので奴に言いました。 とにかく現金を貯めるようにと。

■「へッ?」とした彼の顔が光浦靖子みたいで笑えました。

そう、80人もの部下の上に立つ人間には現金が命です。 「部下におごれってことかな?」と間抜けな質問のQ君。

■「よくそれで営業部長になれたな、ボケ!」と心の中で罵倒しました。

上司の仕事は部下の責任を取ることだけです。それ以外にはないです。 5人の部下ならまだ目は行き届くのですが、80人となると無理です。

■奴は、昔から気が小さいので絶対に部下には冒険をさせないでしょう。

それでは営業部の成績も上がらないのでどの道、辛い立場になります。 奴が営業部長職をまっとうするには80人に自由にやらせることです。

■しかし、住宅ローンを抱えたままでは、

「俺が責任を取る!」とは言えません。 だから、上に立つ者には現金が命です。

■そして、今の段階から転職先を探しておくべきです。

今の会社に忠実であるということは、言い換えれば、 いつここを辞めてもよい状態を作るということです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

ここ岐阜の中心部は、アラスカ並みに寒いです。 アラスカに行ったことないけど。とにかく寒い!

となると、脳ミソの血管もいつもより収縮しているので、 逆立ちを2分ほどしました。すると、吐き気がしました。

たった今、おめめがウサギさんです。

お話を元に戻して、上司の仕事というか本当の役割りは、 部下に指図をすることでも飲ませることでもありません。

部下の責任を取ることだけです。それ以外にはないです。

だから、いつでも腹をくくれる状態にするためには、 食うに困らない現金と次の職場を用意するべきです。

でも、本当はそれを社長が用意するべきだとも思います。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━