砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1574滴:世の中は、二者択一で選ばれたもん勝ち

長女から1000円を手渡され「あかのれんでフリースを買ってきて」と 頼まれたので仕方なく東へ向かった@便利に使われている父親の杉山です。

ちなみに、あかのれんとは超特価の衣料品店で三洋堂書店の隣にあります。

ですから、書店で熱帯魚の専門誌を買ったら残金が120円になりました。

さぁ、そんなお釣りとは別に慰謝料として2000円と謝罪を要求された ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■今年から悪しき慣習である年賀状は出しませんが、

小学生の頃は一生懸命に書いていました。すると、 友だちの親御たちさんは口を揃えて言ったのです。

■「この子、頭がいいでしょ?」と。

でも、社会の点数は55点でした。 それほど大したことはありません。

■私の親は「コント55か!」と嘆きにも聞こえる愚痴をこぼしました。

そのとき「字と絵が上手けりゃ頭がよく見られる」と私は思いました。 それ以来、それだけに意識を集中させて40年近くも生きて来ました。

■そして、まったくグレませんでした。

絶対に損をするから。それどころか、 通学用の鞄は全校一!太かったです。

■学校の勉強が嫌いだったからこそ、そこで差をつけようと考えたのです。

サイン・コサイン・タンジェントが私の人生に役立つとは思えなかった。 案の定、いまだに連立方程式や因数分解でさえ使ったことがありません。

■うちの下の娘は挨拶だけは98点くらいです。

でも、テストの点数はパパの社会と同じです。 なのに成績表は過剰なほどに素晴らしいです。

■連立方程式より筆ペンの方が役に立つってことです。

能力に大差がない2人のうちのどちらかを選ぶ場合、 大きな声で挨拶ができる方を選ぶに決まっています。

■人生は二者択一の繰り返しです。今、歯を磨くか磨かないかも選択です。

2人が並べられたときに選ばれるようなものを身につけたもん勝ちです。 それさえ抑えればどんなライバルが現れようと負けることはありません。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

まだ中学2年生だけど、近所のおばちゃんと1時間でも世間話をします。 一体どんな話題がこのジェネレーションギャップを埋めるのでしょうか。

たとえ社会の点数が55点しかなくても平気です。 リアス式海岸を知っていても1円にもなりません。

そんなくだらんことよりも、流れるような字を書くか、 特徴ある絵を描くか、大きな声で挨拶をすることです。

もし仮に、あなたが面接官や強い立場のお客さんだったら、 能力に大差がない2人を前にしてなにを基準に選びますか。

絶対に大きな声で挨拶ができる方を選ぶに決まっています。

朝起きたら珈琲を飲もうかどうか、二日酔いの顔を洗おうかどうか、 パソコンを立ち上げようかどうか。すべて二者択一の繰り返しです。

学校の成績が悪くて朝から晩まで悩んでいるヒマな諸君、 社会の点数は55点でも、現実の社会はそんなもんです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━