砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1575滴:社長、ちゃんと年を越せますか?

指先まで凍りそうなくらい寒かったのでヴィヴァルディの「四季」の中で 最も有名な「春」を最大の音量で聴いた@室温は変わらなかった杉山です。

ちなみに、細かい男なのでビバルディではなくヴィヴァルディと書きます。

ですから、こんな寒い日は駅の図書館が無料で温まれる最高の居場所です。

さぁ、そんな平日の昼間なのに中年の会社員が壁に向かって爆睡していた ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■零細&中小企業の社長のみなさん、

ちゃんと年を越せますでしょうか? 他人事ながら心配をしております。

■着実に銀行の零細&中小企業に対する融資残高は減少しております。

ってことは、俗に言う貸し渋りってやつです。本当にひどい話です。 とは思いません。逆に借りなきゃいけない方がおかしいと思います。

■巷では「運転資金の欠乏」による倒産が相次いでいます。

だから、運転資金として銀行に融資をお願いしています。 しかし、私が融資の責任者だとしても貸さないでしょう。

■だって、死ぬほど頑張っても運転資金なんて返せません。

それがないと会社が回らないお金を運転資金と言います。 その運転資金を返すためにまたどこからか借りるのです。

■ま、最後の手段は確実に街金です。だから、

運転資金が必要になった時点で終わりです。 借金は、利益から返済しないと終わりです。

■今、利益から借金を返済できる素晴らしい会社は、

どう間違っても運転資金など必要としていません。 十六銀行から相手にされない会社は閉じましょう。

■「ふむふむ」とマウス片手に他人事のように頷いているあなた。

キサマも同じじゃ!昨年より1円でも売上げが下がった会社は、 ナイアガラの滝のように今年以上にウシ年はもっと下がります。

■今、いかなる理由があろうと運転資金を借りなきゃいけない会社は、

きっと終わりです。そこまで放っておいたツケが回ってきたのです。 今年が悪かったら、来年はよくなるという保障も根拠もありません。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

とにかく、どんなことをしても「売上げ」を上げることです。

利益は帳面上の数字を動かせば簡単に作ることができますが、 売上げだけは祈っても恨んでも呪ってもなんともなりません。

売上げがすべてを解決します。

売上げが対前年比150%を超えれば、病気も治ります。

「去年より年間の売上げが30万円下がった。まずまずか」 バカ。来年は間違いなく300万円以上は下がるはずです。

だって、ウシ年だよ。ウシは赤色に向かって突っ走ります。

運転資金を貸さない&貸し渋る銀行が悪いんじゃなくて、 運転資金が必要になるまで放っておいた会社が悪いです。

まぁ、賛否両論でしょうが、首だけは吊らないで下さい。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━