砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1585滴:営業マンの不可抗力と正当防衛

プロゴルファーの石川遼君が史上最年少で獲得賞金1億円を突破したので、 上の娘に「同い年だから狙え」と言った@予想外の返事に凹んだ杉山です。

ちなみに、スポンサーの契約料などを含めると5億円近くになるそうです。

ですから、平然と「高2で1億円は立派だけどパパは?」と訊かれました。

さぁ、そんな遼君との共通点をサイトで探したら誕生日が1日違いだった ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■この不景気を喜んでいる奴がいます。

それは、小さな会社の営業マンです。 成績が↓っても叱られないからです。

■「山田君、この営業成績はどーいうことだね?」と社長。

「必死にやっているんですが、この不景気で…」と山田。 「そうかぁ。。そうだよなぁ」と変に社長は納得します。

■しかし、先日も薬品販売会社の社長に言ってやりましたが、

単月で1000万円のノルマがある営業マンなら別ですが、 それが薬局相手に300万円程度ならなんとでもなります。

■既存客である薬局が買い渋ったところで、

新しい薬局を3件も増やせば事足ります。 それに薬局は不景気とは関係ありません。

■関係あるのは、金融と外為に関わっている連中だけです。

安良田町の和菓子屋とサブプライムローンとは無縁です。 それなのに和菓子屋は「不景気だねぇ」と嘆いています。

■薬局も和菓子屋も店主が株に手を出していない限り、

不景気なはずがありません。でも、それを耳にした 営業マンは「そうだ、不景気だ」とほくそ笑みます。

■営業マンは、朝~晩まで不可抗力を探す生き物です。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ノルマを達成しなくても自分の責任ではないという 不可抗力の、正当防衛の要因を必死に探しています。

■世界レベルの不景気、大きく言えば金融恐慌。最適じゃないですか。

しかし、薬局と和菓子屋にはどう考えても関係あるとは思えません。 それにノルマが数百万円ですよ。新規を3件も増やせば事足ります。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

一月に100万円程度しか売上げがない和菓子屋の店主が、 日経新聞を広げながら「不景気だねぇ…」と嘆いています。

それが1000万円なら多少は影響するかも知れませんが、 たったの100万円で「なにが不景気じゃ!」と思います。

お前の不景気は「不ケーキ」で、ケーキが不味いということだ。 これは上手い!と思ったら和菓子屋にケーキは売ってないんだ!

営業マンの不可抗力と正当防衛は日々、切磋琢磨されて、 感心するほどリアリティを追及した内容になっています。

ここで質問1です。どうして私はこんなに詳しいのでしょうか? 答え1:私が営業マンのとき一生懸命にそうしていたからです。

質問2:不景気だとボーナスがもらえないけど、 それでも営業マンはいいのでしょうか?

答え2:小さな会社では、景気が↑ても↓ても、 ボーナスの金額はあまり変わりません。

社長にも責任はあります。売上げが伸びないその原因を 世の中の不景気のせいにして変に納得しているからです。

でも、この世界レベルの不景気なときにも儲かっている 会社は腐るほどあります。景気がいいときより以上にね。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━