オバマ新大統領の就任スピーチは、実に見事なものでした。まぁ私は、 英検3級なので、なにを言ってるのかまったく分かりませんでしたが。
でも、翻訳された内容を読むと、 深く頷ける名スピーチでしたね。
が、一点、腑に落ちない部分もありました。
「与えられた者と手に入れた者とは違う」というところです。
それは、ただ単に順番どおりにポストに就いた者よりも、 歴史を変えるかの如く、奪い取った者の方が凄いんだと。
しかし私は、まったくそうは思いません。
奪い取った奴は、これからも奪い続けなければなりません。 走り続けないと、戦い続けないと生きて行けません。
要は、泳ぎ続けないと溺れてしまうサメと同じです。
ところが一方の与えられた者は、 どうして自分に与えられたのかさえ突き詰めれば、それで一生安泰です。
30年も生きていれば分かると思いますが、 人生は大体、パターン化されています。
自分の強味や秀でた部分さえ分かっていれば、 それを上手く見せるだけで食っては行けます。
同期入社の中で出世が早い、上司からのウケがいい、 親からの相続財産が腐るほどある。
なにかにつけ与えられる者は、それに値するなにかを持っているから 与えられるんです。
その「値するなにか」さえ突き詰めれば、それだけで楽に生きて行けます。
力による奪い合いは、絶対に長くは続きません。 そんなことを英検3級の私は、翻訳された文章を読んで思いました。
┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────
一言で言ってしまえば、運がいい奴ということでしょうか。
でも、運がいいのはそれに値するなにかを持っているから、 そうなるだけです。
だから、運がいい奴は、運がよくなるような行いというか、 振る舞いをしているはずです。
それに気づく人、気づかずに戦い続ける人。
44年と5ヶ月ほど生きて感じるんですが、 人生は大体、パターン化されていますね。
中学生までに好きな食べ物もスポーツも趣味も 好みの異性のタイプも確立します。
その延長線上でその後の何十年間を過ごすので、 どう考えても同じ路線を歩き続けますよねぇ。
要は、なにかにつけ与えられる者は、知らず知らずのうちに 自分の強味や秀でた部分を上手く使っているんです。
その反対に、それに気づいていない者は、 死ぬまで奪い合ったり戦い続けて疲れる人生です。
でも、どんな人にでも強味や秀でた部分は必ずあります。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━