このご時世なので中途採用を希望する人も多いと思います。 自己都合で辞めたり、リストラに遭ったり、会社が倒産しちゃった人は。
そこで、中途採用面接を受けるときの心得をお話しましょう。
最も肝心なことは、前の会社を辞めた理由です。
面接官にとって、これは一番知りたいことであり、これが分からないと 目の前の人がいくら優秀に見えても採用しません。
こっちに隠さなきゃいけない後ろめたい何かがあるのか。。と勘ぐります。
もっと分かりやすく言うと再婚とまった同じです。
前の亭主とは何が原因で別れたんだ?と普通は思いますよね。 それが判明しないと気味が悪くて嫌じゃないですか。普通は。
前の亭主と別れた人が再び結婚することを再婚といって、 そこに至るまでには様々な経緯があったことなど100%分かっています。
なのに「どうしてなの?今の私自身を愛してくれないの?」と言われても、 それは無理だろ。
背中に龍の彫りものがあったら怖いじゃないですか。
辞める(別れる)理由のほとんどは、
1.会社(旦那)が嫌になった 2.仕事(家庭)が嫌になった 3.会社を辞めざる(旦那と別れざる)を得ない状況に陥った
この3つ以外にはあり得ません。
そして、面接官が気になることは、A.仕事についていけなかったのか? B.人間関係で悩んでしまったのか? C.体調が悪く休みがちだったのか?
この3つです。
そこで、正直に自分の能力の無さを口にする奴は大バカ野郎です。 たとえ仕事についていけなかったとしても、会社のせいにすればいいです。
ただ、悪口を言うとかえってマイナスポイントになるので、
「本当はこんなことを言うとよくないのですが、でもこれを言わないと こちらに真実を言わなかったことになるので。。」と前置きしながら
前の会社についてサラッと言えばOKです。
そのときに、上記の「本当は・・・」という前置きは、
葬式の受付で「この度は、ご愁傷様でうにゃむにゃ・・・」と言うのと 同じような感じでハッキリと言わない方が賢明です。
しかし、それから先の内容についてはハッキリと言い切りましょう。
最後に「どうしてウチを選んだの?」と面接官から訊ねられても、 「自分の夢(想い)を実現したいので」とは冗談でも言わないで下さい。
面接官は、絶対に引きます。
あなたが面接を受ける小さな会社には間違っても夢や希望などありません。
┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────
要は、自分のせいじゃなくて第三者のせいにすることが肝心です。
考えれば分かることですが、諸悪の根源を採用する物好きなどいません。
まぁ、一番の理想は前の会社が倒産してくれることですが、 そうは上手くいかないので、その会社のせいにしましょう。
ただ、それが事実だとしても露骨に言うと、 面接官は「他人のせいにする奴か」と思ってしまうので、
「本当はこんなことを言うとよくないのですがうにゃむにゃ・・・」の 路線で攻めましょう。
「まぁ、いろんなことがあったんだね」と普通の面接官なら思うはずです。
とにかく、手柄は自分、責任は他人。
この2つを葬式の前置きを巧に使いながら面接官を洗脳させたら勝ちです。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━