よく「一生懸命にやりますよ」という美しい言葉を耳にします。
しかし、それを吐くほとんどの奴は口先だけです。 その原因は明白で、くくる単位が大きいからです。
一生(平均寿命)とは0歳児の平均余命のことです。
大体、80年ですよね。壮大な絵巻物語が繰り広げられる気がしますよね。
でも、日数にすれば一生は3万日もありません。 しかもそれは運良く最大最長に生きた場合です。
80年と聞くと長い年月を感じさせますが、 小さな単位でくくるとむちゃくちゃ短く感じるものです。
1日は24時間。でも、最小単位にすると86400秒。
遊ぶどころか、呼吸するだけでも確実に自分の一生をすり減らしています。
一生懸命の一生は、とても曖昧な言葉です。
それを「3万日懸命にやりますよ」と置き換えると、 ボーっと口を開けてテレビなど見てられないでしょ。
大きな単位でくくるとあたかも膨大な時間があるかのように錯覚し、 できもしない壮大な計画を立てようと時間を浪費してしまいます。
最小単位、若しくはできるだけ小さな単位でくくって考えると、 今、やらなきゃいけないことが鮮明に見えてくると私は思う。
┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────
今年で45歳。まぁ、普通に考えるとあと30年。
0歳から30歳までの30年とは加速がまったく違うので、 おそらく3倍以上の濃度がある30年になると思います。
でも、それはあくまでも濃度のことであって、 流れる時間は逆に短く感じると思います。
30年。せいぜい生きても1万日。
こんなことやってる場合じゃないだろ!と思うようなくだらないことに、 日々、追い回されているのでは? 私じゃなくてあなたのことです。
3万日と言っても、それはオギャーと生まれた赤ちゃんから見た場合です。
他にやらなきゃいけないことが嫌ってほどあるはずだし、 必ず今、これをやらなきゃいけないことがあるはずです。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━