砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1680滴:相棒

若い起業家の10人に7人は、誰かと組んでスタートします。

おそらく不安半分、野心半分だからだと思いますが、 その理由を訊ねると「お互いの良い部分を引き出せるから」と答えます。

それ故に、お互いのことを知り尽くしている間柄の奴と最初は組みます。

でも、これは若い起業家に限ったことではありません。

あるプロジェクトで推進チームを編成するときも 同じようなことをみんな言います。

お互いの良い部分を引き出せる&輝かせる存在だからと。

だから、3年も続かないんです。 漫才師の2人を見ればよく分かりますが、

お互いの長所を磨くような関係だと絶対に分かれます。 それぞれが「俺が俺が」の間違った世界に走るからです。

でも、そうではなくて、

お互いの弱い部分を補う&傷を舐め合う存在は長く続く。

お互いに「コイツがいないと困る」と思っていれば、 嫌でも続かざるを得ません。

だから、コンビを組む場合には、長所を引き出し合う関係ではなく、 お互いの弱い部分が凸凹にはまる相棒を選ぶことです。

若い起業家の10人に7人は誰かと組んでスタートし、 その中の6人は、互いの悪口を言い合って分かれます。

┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────

絶対にコンビを組むなら凸凹の関係しか長く続きません。

ところが、ほとんどが凸凸か凹凹の関係です。 そして面白いことに、凸は凸としか凹は凹としか巡り会いません。

キャッチする周波数が同じだからです。

すると最初は「運命的な出会いだ」とか喜び合って、 たった10万円の資本金で株式会社を設立します。

最初に心地良い相手は、100%長くは続きません。

この世の中に、運命的な出会いなど存在し得ません。

凸は凸、凹は凹の良さを認めるのは当たり前です。 だって、自分と同じ体の一部を見ているんだから。

そいつが、互いの弱い部分を補う&傷を舐め合う相棒かどうか しっかりと見極めることです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━