当然、どの業界にでもNo.1の会社は存在します。
では、その会社はライバル他社と競った状態のNo.1なのか、 1人勝ち状態のNo.1なのかどっちでしょうか。
1人勝ち状態の方が上だと思っていますよね。
高木、ブー。それは浅はかな考えで、まったく間違っています。
1人勝ちというのは「売り過ぎている状態」のことを言います。 では、どうすれば売り過ぎている状態になるのでしょうか。
その答えは、ダンピングしかあり得ません。
ダンピング(dumping):採算を無視した低価格で商品を投げ売りすること。
適正価格での商売で、1人勝ちになることなどあり得ません。
不当な安売り、無理な価格を打ち出さない限り、 1人勝ち(売り過ぎている状態)にはなりません。
だから今、自身の業界でNo.1になっている会社を分析してみましょう。
ライバル他社と競った状態のNo.1なのか、 1人勝ち状態のNo.1なのかを。
前者だったら、それとなくいいところを盗み取ればいいし、 後者だったら、絶対に真似をしてはNGです。確実にそのうち潰れるから。
No.1にも2種類がある。それも天と地ほどの差があります。
┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────
1人勝ち(売り過ぎている状態)の商売は、絶対におかしいです。
2位、3位と肉薄した1位にはちゃんとしたノウハウがありますが、 飛び抜けた1位にはダンピングしか手も策も能もありません。
絶対です。
それをやらなきゃ売り過ぎている状態にはなり得ません。
別にその業界じゃなくてもいいです。 自分の地域のNo.1企業を見ても面白いです。
どっちでNo.1になっているのかを分析しましょう。
ほとんどダンピングでしょうけどね。 そして、ダンピングにも2種類あります。
目に見える安売りと中間(仕入れ)業者を泣かせる間引きと。 この詳細については次回、気が向いたときにでもお話します。
言い換えれば、ダンピング以外でNo.1になっている素晴らしい会社は、 当分その状態が続くでしょうねぇ。適正価格の商売しか生き残れません。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━