砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1710滴:No.1の理由

当然、どの業界にでもNo.1の会社は存在します。

では、その会社はライバル他社と競った状態のNo.1なのか、 1人勝ち状態のNo.1なのかどっちでしょうか。

1人勝ち状態の方が上だと思っていますよね。

高木、ブー。それは浅はかな考えで、まったく間違っています。

1人勝ちというのは「売り過ぎている状態」のことを言います。 では、どうすれば売り過ぎている状態になるのでしょうか。

その答えは、ダンピングしかあり得ません。

ダンピング(dumping):採算を無視した低価格で商品を投げ売りすること。

適正価格での商売で、1人勝ちになることなどあり得ません。

不当な安売り、無理な価格を打ち出さない限り、 1人勝ち(売り過ぎている状態)にはなりません。

だから今、自身の業界でNo.1になっている会社を分析してみましょう。

ライバル他社と競った状態のNo.1なのか、 1人勝ち状態のNo.1なのかを。

前者だったら、それとなくいいところを盗み取ればいいし、 後者だったら、絶対に真似をしてはNGです。確実にそのうち潰れるから。

No.1にも2種類がある。それも天と地ほどの差があります。

┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────

1人勝ち(売り過ぎている状態)の商売は、絶対におかしいです。

2位、3位と肉薄した1位にはちゃんとしたノウハウがありますが、 飛び抜けた1位にはダンピングしか手も策も能もありません。

絶対です。

それをやらなきゃ売り過ぎている状態にはなり得ません。

別にその業界じゃなくてもいいです。 自分の地域のNo.1企業を見ても面白いです。

どっちでNo.1になっているのかを分析しましょう。

ほとんどダンピングでしょうけどね。 そして、ダンピングにも2種類あります。

目に見える安売りと中間(仕入れ)業者を泣かせる間引きと。 この詳細については次回、気が向いたときにでもお話します。

言い換えれば、ダンピング以外でNo.1になっている素晴らしい会社は、 当分その状態が続くでしょうねぇ。適正価格の商売しか生き残れません。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━