36歳のAは「ちょっと聞いて下さい」と私を呼んで、 それから1時間ほどBについてしゃべりまくりました。
どうやら営業のやり方&考え方が違うようです。
Aは、Bのやり方や考え方は間違っている。 絶対に直すべきだと思うと力説しました。
そこで「それをBに言ったの?」と私が聞くと、 小さく「いいえ」と答えました。
それをBに言わずになんで私に言うの?
しかし、世の中には笑っちゃうほどこんなケースばっかです。
おそらくみなさんの身の回りでも、というか、 みなさん自身も同じようなことをしているのではないでしょうか。
それが相手に伝わっているかどうかという前に、 それを相手に伝えることをまったくしていない。
第三者に愚痴を吐く前に当事者に伝えるのが常識です。
そして、このまま放っておくと多分、 Aは会社を辞めます。
Aの言うとおりBのやり方や考え方が間違っていたとしたら、 会社にとっても大いなる損失です。
でも、世の中にはAのような奴ばかりです。
文句も意見も愚痴も言ってもいいですが、 それを当事者(相手方)が知っているかどうかです。
第三者を壁代わりに使わないでもらいたいものです。
┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────
正確に言うと「それをBに言ったの?」ではなく、 「それをBは知っているの?」と訊ねました。
「言ったの?」よりも「知っているの?」の方が、 1つクッションを挟んでいるので柔らかい表現となります。
往々にしてAのような人間は、優秀です。 でも、すべてを抱え込んで疲れ果て、挙句の果てに退職願。
だから、小さな会社にはBのように間違っているけど まったく気づいていない優秀じゃない奴が多いんです。
思っていただけでは相手は察してくれません。 それどころか、面と向かってそれを言っても、
Bは「そーいう酷い奴もいるんだね」と他人事だと思っています。
しかし、第三者を壁代わりにして愚痴を吐く前に、 一か八かで当事者に伝えるべきだと思います。
今日は眠くて何を書いているのか分からなくなりました。 これから30分ほど深い眠りに没頭します。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━