小学校から高校まで一緒だった1人の同級生と 25年前に会話した内容をふと思い出しました。
私「暑いな」 奴「そうだな」
私「就職すると人生が楽しくなるのかね」 奴「今より苦労すると思うぞ」
私「だったら、今のままがいいよな」 奴「今のままの方がもっと苦労すると思うぞ」
私「快楽を求めて生きるのもどうかと思うが」 奴「とりあえず童貞だけは捨てたから満足だ」
私「長生きしたいか?」 奴「したいが、そうでない気も半分ある」
私「このまま人生が終わるのも嫌だよな」 奴「ダーリンは、まだいいよ」
私「なにが?」 奴「終わることを心配するくらいだから」
私「どう意味?」 奴「俺の人生は、まだ始まっていないような気がするよ」
私「・・・」 奴「いつになったら始まるかと思うと怖くて仕方ないよ」
そいつは、今から5~6年前に実家近くの山道に車を止めて、 排気口からガスを引き込み自殺しました。
終わってしまう怖さよりも始まらない怖さの方が、 大きいものなんですかね。
┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────
ちなみに、ダーリンとは私のあだ名です。
彼の言うように、終わるということは、 すでに始まった人にしか味わえないことです。
終わることを心配するのは、 まだ幸せなのでしょうかねぇ。
それほど仲がよかった訳ではないのに、なにか美味しいものを食べるとき、 「○○はもう食べられないんだ」と、しばしば思い出します。
終わる心配をするよりも続ける努力を怠らずにまい進します。 その前に始めないといけない人がたくさんいると思いますが。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━