砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1745滴:素手で空は飛べる:企業30年限界説の所以

名古屋にある東急ハンズの4階の15歩くらい進んだ左側の目線の位置に、 お肌の角質を取るタオルがあったので1つ買った@悲惨な状態の杉山です。

ちなみに、店員に「取れるの?」と訊ねたら「はい♪」と返って来ました。

ですから、朝から徹底的にこすったら鼻の周りが薄っすらと鬱血しました。

さぁ、そんな珈琲を飲んだ後に鼻をかんだらティッシュが真っ赤になった ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

ある理数系の社長と激論(ディベート)を交わしました。

テーマは「人間は、本当にやればなんでもできるのか?」です。

このようなテーマで激論を交わす時点で、 いかに私たちが暇をもてあましているのかがよくお分かりでしょう。

気温が35度にもなると、まともな仕事はできません。

その社長が“やってもできないことはある”側に立ったので、 仕方がないから私が“やればなんでもできる”側に立ちました。

社長「いくら頑張っても素手で空は飛べないよね?」

ほう。。私がよく言うセリフです。初っ端から右フックできましたか。。

杉山「飛べますよ」(目を細めて自信満々)

社長「え?」(いきなり目が泳いでる)

杉山「ただ、寿命が300年あったらね」(うつむき加減に言う)

社長「な~んだぁ~♪」(勝ち誇ったように笑いやがった)

杉山「まぁ、聞いて下さいよ」(延々と講釈が続く)

その内容は、以下の通り。

アインシュタインが現在も生きていたら、 タイムマシンは存在していたかも知れない。by 物理が14点だった杉山

相対的過去への時間旅行を伴わない片道旅行であるならば、運動している 物体の時間の遅れを利用した相対性理論における観測系ごとの相対的時間 進行差により理論的には実現が可能とされている。by ウイキペディア

では、なぜ今の世にタイムマシンが存在していないのか?

だから、アインシュタインが死んだからだってばよ。

1879年に誕生したアインシュタインの寿命が300年あれば、 2179年までに絶対にタイムマシンはできるはずです。

でも彼は、残念なことに76歳で死んでしまったのです。

このように人間は80歳になると、この世からいなくなります。 いくら優秀な人間でも、今までに300年生きた奴はいません。

せいぜい生きても80年。しかも、頭が冴えている時間は30年。

だから、企業の30年限界説がそこにあるんです。

立派な創業者が亡くなって二代目が跡を継ぎます。

先代の手法やノウハウを幼い頃から目の当たりにしていた二代目。 でも、簡単にその会社は潰れますよね?

それは先代が死んだからです。

二代目は、先代の手法やノウハウを踏襲しているつもりでも、 その能力や未知数の部分は絶対に継承できません。

それは本人しかできないことです。

先代も30年。二代目も30年。三代目も30年。 ↑       ↑ ここの接着剤は非常にもろいものです。

これが、企業の寿命は30年が限界だと言われる所以(ゆえん)です。

まぁ、むちゃくちゃな理論だとお思いでしょうが、 所詮、ディベートだもん。

とは言いながらも、あながち間違っているとも思えません。

┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────

一日の中で一生懸命に取り組むことができるのは、せいぜい2時間。 一生の中で自分の能力が十分に発揮できる時間は、せいぜい30年。

だから、平成21年になっても素手で空を飛ぶことができないのです。

ライト兄弟がまだ生きていたら絶対に素手で空を飛べます。生きていたら まだ150歳くらいなので、寿命まであと150年も残っています。

朝っぱらから何が言いたいのかというと、

その人が残した伝統とか手法とかノウハウを忠実に踏襲したところで、 その偉大な先人の能力や未知数の部分は継承できないということです。

それは本人しかできないことです。

なんとなくビジネスチックに着地したつもりですが、 それなりに楽しんでいただけましたでしょうか。

それでは、今日も理不尽なほど暑くなりそうなので、 涼しいうちに片っ端から片付けます。では、失敬。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━