ボランティアで小中学生に柔道を教えている1人の社長と会いました。
「杉山さんも教えてみない?」と誘われましたが、 朝、ベッドから起きるにも腰が痛くて3分も掛かるので、
小学生にも余裕で負けるそんな気がする。
そこで、ふと思ったことがありました。
その社長は「こいつはベンチプレスで100キロを上げるよ」と、 “こいつ小6?”と思うような巨大な小学生を指して言いました。
ここで説明しよう! ベンチプレスとは、
長椅子のようなベンチに横たわった状態で、肩幅よりちょっと広い手幅で バーベルのバーを握り、バーベルを胸の上に下ろす。 そして、両腕でバーベルを真上に押し挙げる原始的な筋トレのことである。
そんなバカなことを小6にやらせています。
ただひたすらに無駄な筋肉&パワーをつけさせる愚行。
例えそれが大人だとしても、自分の体重の1.5倍以上を持ち上げても 仕方ありません。
ましてや2倍など愚の骨頂です。
日常生活ではもちろんのこと、柔道の試合でも必要ありません。
60キロの人間だったら、80キロ程度のバーベルを持ち上げられれば、 それ以上を持ち上げることができてもまったく勝敗には関係ありません。
ところが、この社長は、1グラムでも重いバーベルを持ち上げることが 素晴らしいことだと思っている感じでした。ぷ。
でもそれは、ウエイトリフティングの大会であれば正解ですが、 柔道の試合には1センチも必要ありません。ぴ。
筋トレはここまでで十分。あとは1つでも多くの技を覚えろ。
これが正解ですよね。
一芸に秀でる。たった1個を磨くということは、 1グラムでも重いバーベルを持ち上げることではありません。
上記の例で言えば、そこそこのパワーを身に付けたら、 相手の袖を掴みさえすれば絶対に倒せる!というような
それを活用した技を習得することではないで荘川桜。
きっとこの社長は、同じようなことを社員にもやらせているのでしょう。
とは言っても、社内でベンチプレスをやらせている訳ではないでしょうが。
なんでもそうですが、1.5倍以上はまったく無駄な努力、 すなわち徒労です。
┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────
私だって高校時代に100キロ以上を持ち上げましたからね。 しかし、それが今までに活かされたことは一度もありません。
それどころか、下手にパワーがあると自信満々に錯覚して、 道路の側溝にはまった軽自動車を持ち上げてやろうとリキんだために、
背筋を痛めちゃいました。軽自動車くらい簡単だと思ったのがバカでした。 まぁ、運転していたのが女性じゃなかったら無視して通り過ぎましたけど。
そこに致命的な欠陥があるように思えてなりません。熱には橋本七度煎。
自分の体重、言い換えれば、自分の○○の1.5倍以上の努力は無駄。 ましてや2倍などゴミ同然。 ↑ (あてはまる言葉が思い浮かびませんでした)
そして、年を重ねれば重ねるほど、その数値は下がっていきます。
それは、知恵がパワーを上回るからです。
40歳を過ぎて100キロのバーベルを持ち上げる奴は、 頭が悪いか遺伝子が限りなく原始的な霊長類に近いかどっちかです。
自分の○○の0.5倍以下で気楽に暮らしていきましょう。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━