砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1770滴:地獄から天国か、天国から地獄か

夏の甲子園大会。45年ぶりにベスト4に入った県岐商のエースの山田君。 彼は、梅林中学校の出身で、そのとき私の娘と1年だけ同じクラスでした。

その頃から身長が180cm以上もあって、 単に体がでかいというだけで必ず2班か8班だったそうです。

要は、一番後ろの席になる班にしか入ることができなかったのです。 そこらの興信所では手に入らない重要文化財級のレアな情報でした。

だから、そんなことはどうでもいいんです。

ちょっと前に元巨人の江川について、どこのどいつかがテレビで

「江川は、ドラフト外で入った選手の気持ちが分からないから、 監督になる資格はないんじゃないか」と言っていました。

たしかに、高校時代から怪物と呼ばれた江川。

ドラフト1位どころか、一流の現役投手をトレードさせてまでも 巨人に入った人間です。

当の本人も「ドラフト外の(選手の)気持ちは分からないなぁ~」と、 笑っていました。

そこで思ったんですが、この「どこのどいつ」と同じようなことを ほざく奴はむちゃくちゃ多いです。

そして、確実に間違っています。

なんでドラフト外の選手の気持ちが分からないといけないの? そんなものはミミズの脳ミソほども分かる必要などありません。

下から這い上がろうとする努力は、 スポーツ選手ならDNAレベルで体中に備わっています。

分からなきゃいけないことは、1軍から2軍に降格した選手の気持ちです。

上から下へ降格した気持ちは、 一度でも体験した者でないとまったく理解できません。

掃き溜めから這い上がろうとする努力や根性は、だれでも理解できる。

しかし、天国から地獄へ堕ちた者の気持ちは、 一度でも堕ちた者じゃないと理解できません。

私は今、非常に素晴らしいことをおっしゃっています。

上に就く者の資格は、苦労をしたという経験ではなく、 挫折を味わったという上から下への苦い経験なのです。

┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────

地獄から天国へ上がることを「苦労」と言い、 天国から地獄へ堕ちることを「挫折」と言います。

後者のことを「苦労」とは言いませんよね?

ほうっておいてもみんな天国に向かって頑張ります。 しかし、喜んで地獄へ堕ちる奴などそうはいません。

「苦労」するのは簡単。「挫折」を味わうのは困難。

まず天国へ上がることが大前提だし、 超一流で居続けても「挫折」を味わうことができません。

だから、上に就くことができる者は、 そんなに多くはいないはずです。

ZZzzzzz。。。。zz♪♪

午前3時から無意味に起きているのでモーレツに眠いです。 これ以上書くと、きっと墓穴を掘りそうなので終わります。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━