砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1771滴:AMラジオの悲劇

今までに何千社と関わってきましたでしょ、僕。 いつも遊んでいるように思われていますが、やるときはやります。

そこで「最終的にコケた会社」をジッと思い浮かべて統計を取りました。

すると、驚愕な事実に突き当たったのです。

続きは、来週。

な~んてね。10行ほどスペースをムダ遣いしてしまいました。

コケた多くの会社は、就業中にラジオを流していました。

しかも、AM。

どうしてそんなことを覚えていたのかというと、 私は、考えるときに音が邪魔で仕方ありません。

ポール・モーリアのようなイージーリスニングでもまったくダメです。

それがラジオから流れる演歌や喋り。ましてや土間の香りがするAM。

勘のいい人はもうお分かりかも知れませんが、 アパレル関係の会社は、ほとんどAMラジオを流しています。

決まってCBCラジオの『小沢昭一の小沢昭一的こころ』を聴いているし。 お客さんが来てもそれを平気で流しているその神経が私には分かりません。

そして、それを聴いていた(流していた)会社の多くはコケました。

そんなものは当たり前田五郎です。

そのような環境で生産性が上がるというか、 建設的な考え方などできる訳がありません。

午後3時50分。ラジオから「小沢昭一の小沢昭一的こころ」と始まると、 プカ~ッとタバコの煙をくゆらし、笑うと鼻毛がチョロッと顔を出す社長。

私は、心の中で「寿命半年」と呟く。

でも、私の勘は見事に外れ、その会社はそれから8ヶ月も生き延びました。

たった2ヶ月の誤差とはいえ、私にはショックでした。

ド久しぶりにゴルゴ13風に例えますと「ミス・ファイア…」って感じぃ。

ここまで書いただけで、400メートルを全力疾走したくらい疲れたので、 そろそろ一筆後記で流します。

┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────

思考を止めてゆっくりしたいときに音楽を聴きます。

それ以外は、ゴミと同じ。

唯一、仕事中に許せるというか、 かえって心地いい音は、JR東海の車輪の音。

自宅のすぐ横にJR東海の線路が東へ西へ走っているので、 夜遅く「こんな時間でも働いている人がいる」と思うとホッと癒されます。

まったく同じことを『砂の器』などで有名な松本清張君も言っていました。

ここまで書いただけで、800メートルを全力疾走したくらい疲れたので、 そろそろ終わります。

生産性を上げる、建設的な考え方をしたいなら無音がベスト。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━