砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1782滴:上司と円滑な関係を作るウルトラC

なぜ、あなたは上司からまったく好かれていないのか?

それは、決して仕事ができないからでも足が臭いからでもありません。

むしろその逆です。

仕事ができる部下ほど可愛くないものです。 仕事ができればできるほど、それに比例して「可愛さ」は減って行きます。

この際、足が臭いと言ったことは忘れて下さい。

いいですか。上司との関係を円滑なものにしたいならば、 確実に上司の傘下に入らなければNGです。

でもそれは、社内の派閥云々の話ではなく、 「私は、部長より能力的に劣っている」オーラをバンバンに出すことです。

「杉山君、○○の件だけど。君、できるか?」と部長から訊ねられたとき、

「はい、喜んで!」と答える部下は大バカ野郎です。

それは、安い居酒屋でアルバイトをしている学生のセリフです。

「え。。私1人でやるんですか。。。できれば部長の後ろ盾が。。」と、 ウソでもゾウでも何でもいいから自信なさげに言うことです。

いいですか。たしかに仕事ができる者が出世しますが、とっても短命です。

が、上司に取り入るのが上手い奴は、周囲に疎まれながらも生き残ります。

ちなみに、王政復古の大号令の時代から「疎(うと)まれる」と読みます。

何でも1人でこなしちゃう部下が優秀だと思われがちですが、 優秀な奴=可愛い奴という方程式はまったく成り立ちません。

優秀な奴は、随分と上の役職まで昇進しますが確実に叩かれて終わります。

可愛い奴は、そこそこの位置で止まっちゃいますが定年まで勤め上げます。

どっちが幸せなサラリーマン人生を送ることができるかです。 そんなものは後者に決まっています。

いくら頑張ってもあなたの小さな努力や業績なんかでは、 会社にとって歯車の「歯」にも該当しません。

上司の前では、もっと「私は1人では何もできない人間なんです」と、 恥ずかしそうに言うことです。

すると、目の前の上司は、自らの存在価値を好き勝手に確認し、 「情けない奴だなぁ~」と言いながらも心の中では大喜びです。

下手に仕事ができる奴より、できないフリが上手い奴の方がハッピーです。

┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────

そんな簡単なこと before breakfast(朝飯前)にできるのに、 「私にはちょっと。。」と言える人間はなかなか少ないです。

できるんだけど、できないように見せる技と言いますか、 はにかむ技術と言いますか。

その見せ方ができる奴は、上司から可愛がられます。

一方、自分1人でできるからと淡々と処理する奴は、 ある程度までは昇進しますが、メザシのようにすぐに干される。

人生の目的は、仕事ができることではありません。 定年まで給料をもらって無難に生き残ることです。

そのためには、うすらバカな上司よりさらに自分を低く見せて、 「お前は可愛い奴だ」と思われることがベリー・インポータントです。

涼しいというか最上級に寒くなってきたので、風邪をひきそうな私です。 今から熱いココアを飲んできますので、今日の講義はこの辺で終わります。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━