砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1800滴:お客さんを運んで来てくれる人たち

よく会社の壁に「お客様第一主義」と書かれた額が飾ってあります。 でも、よく見ると西陽がバンバン当たって紙が黄色くなっています。

大体、こーいう会社は胡散臭い。

どうしてお客さんを大事にするのでしょうか? それは、お金を支払ってくれるからですよね。

でも、お客さんと同じくらい、いや、 もっと大事にしなきゃいけない人たちがいるはずです。

それは、業者。

大きな会社になればなるほど、仕入れ業者を粗末に扱い、 ただ仕入れ担当というだけなのに、その立場を利用して、

弱い相手を罵倒したりすることもあります。

こーいう会社は、放っておいてもそのうち潰れます。

お客さんはお金を払ってくれます。大切にするのは当たり前です。 でも、そのお客さんは商品があるからお金を払ってくれるのです。

その商品は一体、だれが提供してくれるのでしょうか。

仕入れ業者など腐るほどある。ここがダメならあそこから仕入れる。

そうですか。。業者間の情報と言うか悪い噂はツーツーです。 だから、1社を蔑ろ(ないがしろ)にすると、以下同文となります。

お金を払ってくれる人は、どんな会社でも大切にしますが、 お金を払う人を身内のように大切にする会社は少ないです。

┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────

今、こうしてメルマガを読めるのもパソコンがあるからです。

朝、起きてからみなさん歯を磨いたでしょうが、 歯ブラシを自分で作った人はいないと思います。

お金を払いさえすれば何でも手に入れることはできますが、 そこにはそれを提供する業者が必ず介しているはずです。

業者がいなかったら、お客さんなど1人も来ません。

いや、私は個人事業主で仕入れがない商売をしている。 だったら今、素っ裸でパソコンの前に座っているのでしょうか?

今、着ている服がなければお客さんと会うことすらできないでしょ。 それとも、糸からスーツやジャージを縫い上げたのでしょうか。

そうだとしても糸をどこからか仕入れたはずです。

どんな商売にも業者はいる。おごることなく頭を垂れよ。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━