砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1801滴:幼い頃の将来の夢(なりたい職業)は?

IT系の会社を営む33歳の社長(♂)と会いました。

どうやら随分と儲かっているようですが、借金も凄い。

ちなみに、彼は最近まで「波浪警報」を「ハロー警報」と、 「灯台下暗し」を大正デモクラシーのように「とうだいモトクラシー」と

思っていたそうです。まぁ、後者は薄々違うとは気づいていたそうですが。

私は、幼い頃の夢(なりたい職業)をよく訊きます。

コイツにも訊きました。案の定、答えは「社長」。 どんな職種でもいいから社長になりたい。

そうなんです。35歳までの連中の幼い頃の夢は「社長」が多い。

ところが私たちの時代には、そんな奴なんてほとんどいませんでした。 優秀な奴は、決まって上場企業へ入りたいと思っていました。

その分岐点が35歳。

高校時代に、いい大学へ行って大きな会社へ入りたいと思った奴と、 大学なんてどこでもいいからとにかく社長になりたいと思った奴。

どこが違うのでしょうか。

それは、金銭感覚です。

私と同じ世代、またはそれよりも上の世代の社長は、借金が嫌いです。 今は社長をやっているけど基本的にはサラリーマンが好きな世代です。

しかし、35歳以下の連中ときたら「事業には金が要る」と、 平然と三菱東京UFJ銀行に借金を申し出ます。

それをせざるを得ないから借金をする社長と、 まったく抵抗感がない社長とは雲泥の差です。

IT系でもなんでもいいんですが、若い社長が宝くじに当たったように 派手に成功するのはそのためです。

借りたものは絶対に返さなければならないという義務感よりも、 いざとなったら破産すればOKという奔放性のほうが強いから。

だから、コケるときも派手なのです。

幼い頃、将来の夢に「大工さんになりたい」と書いた社長たちに、 派手な成功は無理。しかし、その分、コケるリスクも少ないです。

私は、基本的に35歳以下の社長たちとは、 危なっかしくてまともに付き合いません。

┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────

藍川中学1年生のときに、伊佐治先生が「将来の夢を書け」と言うので、 私は「薬剤師」と書きました。

でも、別に薬がそれほど好きだった訳ではありません。

本当は「松下電器のサラリーマン」と書きたかったのですが、 それではあまりにリアル過ぎてかえってふざけているように思えたのです。

その頃から、周囲に気を遣う超保守的な少年でした。 中1の夢が「松下電器のサラリーマン」なんだから。

ちなみに、その9年後、松下グループの1つである 松下精工の入社試験を受けましたが落ちました。

それまでは家中の家電といえば松下の製品ばっかでしたが、 そのときからソニーや東芝が増え始めました。

杉山一族の軽いリベンジです。

私は今、一体、何をカミングアウトしているのでしょうか。

今、大きな成功をしている35歳以下の社長は、借金が平気だからです。 もっと言えば、銀行から融資を受けて、そのお金を回しているだけです。

たったそれだけのことです。その分、コケたときの負債も大きいはずです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━