45歳。女性にとってはどうだか分かりませんが、 男性にしてみれば脂ギッシュでいい年齢なのでは。
朝、目覚めると顔中、橋本元首相並に脂が浮いてます。
そこで、今までをちょっと振り返ってみて思ったこと。
40代前半までは、必死に「成功する生き方」を目指していた気がします。 要は、とにかく何かを成し遂げることを“よし”として頑張る生き方です。
ところが、それを過ぎると「失敗しない生き方」が最善だと思い始めます。
しかし、それは当然なことで、半世紀近く生きた人間がそこで失敗したら、 基本的に立ち直ることはできません。
人生、何度でもやり直すことができる!という言葉は、 凹んだ人間を明るくしたいときに用いる美辞麗句です。
ってことで、そんな無責任な言葉を使ってはいけません。
20代や30代なら滑走路を全力疾走で駆けることができますが、 半世紀も使って足腰にガタがきている中年にはちょっと辛いです。
だから、確実に失敗しない生き方しか明るい老後を迎えることはできません。
かといって、打つ手を小さくすればいいという訳でもありません。
成功する生き方のときは、派手な手をバンバン打ちまくり、 失敗しない生き方になるとチマチマとやればいいというのは大間違いです。
例えば、凄まじく利益が出たために税金を山ほど取られた会社が、 翌年からは税金を減らそうと利益を調整し出すと確実に潰れます。
税金をバンバン払うつもりでやってトントンの状態になるかならないかです。
だから、成功する生き方と失敗しない生き方の到達点は同じじゃないですか。
その過程が派手か地味かの違いだけです。
アクセルを踏み込んで国道22号を猛スピードで疾走する車。 制限速度を守って青信号になったらゆっくりペダルを踏む車。
結局、琵琶湖に到着する時間は同じです。
いくら踏み込んだところで、垂井町のグルマン辺りで追いつかれます。
それに気づき始めるのが、脂ギッシュな45歳くらいということです。
┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────
う~ん、言いたいことが分度器で言うと15度くらいズレました。
今日の本文は、45歳・成功と失敗・琵琶湖の到着の3つのキーワードで 書こうと思ったのですが、最初の脂ギッシュでペースが乱れた気がします。
最近、比喩表現能力の衰えが極めて顕著なので、 昆虫図鑑を読んでモーレツに鍛え直します。
どうせ目的地には同じ時間に着くんだから、アクセルを踏み込んだところで ガソリンをいたずらに使うだけ損をします。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━