砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1813滴:いかなる場合も敵はたった1人

今日は、ある1人の悩める若者からの相談にお答えします。

ただ、普通に答えてもつまらないので『アメグラ』(※1)の DJ@ウルフマン・ジャック(※2)風にハイテンションでお届けします。

若者:僕は、ある中堅規模の会社に勤めるサラリーマンですが、 どうも周囲に馴染めません。

DJ:ハァ~イ! 別に馴染まなくってもいいんじゃない。 死ぬまで同じ屋根の下で暮らす訳じゃないんだからさ。

若者:そうなんですが、でも、次第に溝が大きくなってきたようで、 最近になって陰湿なイジメにあったりもします。

DJ:ほう~、What's about ijime?(※3)

若者:僕は、経理課にいるんですが、僕に渡される書類の数字だけ 違うとか。そうすると作成した帳票も間違うわけで…。

DJ:それって会社の根幹(※4)を揺るがすような悪質なものだね。

若者:そうなんです。あとは中学生がよくやるようなイジメですね。

DJ:ほう~、For example?(※5)

若者:コーヒーの中に塩を入れられたりとか。。。

DJ:・・・。中学生っていうより小学生涙ね(※6)。。。

若者:もう疲れちゃって、会社を辞めようと思うんですが。

DJ:ヘイ、若者よ!お前はバカ者だ。baby(※7)

若者:どうしてですか?僕に定年まで耐えろと言うんですか?

DJ:チッチチッチ!(※8)その前にやることがあるだろ。

若者:は?それは何ですか?

DJ:ケンカだよ。君は今、自分には複数の敵がいると思っている。 でも、よく見てごらん。中心となる人物はたった1人だけだ。

若者:ふんふん。

DJ:返事は「はい」だろ!

若者:はい。

DJ:そいつを倒せばそれでOK!複数の連中と戦わなきゃいけないと 思うから嫌になる、諦める、会社を辞める。ユー・アンダースタン?

若者:はい。

DJ:でもね、「1vs複数」のケンカなんてあり得ない。国家間の 戦争でもそう。頭を倒せばそれでジ・エンド。・・・ツー(※9)

若者:でも、どうやって?

DJ:自分にされたことをそのままそいつにお返しするのさ。

若者:eyeにはeyeを、toothにはtoothを(※10)ですね?

DJ:オゥマイガッドッ!君も成長したね。でも、ちょっと違うのさ。

若者:Where?(※11)

DJ:これは、決して復讐ではなく、devilでも(※12)ケンカなんだよ。 いいかい、覚えておくんだ「復讐は絶対に割に合わない」と。

若者:では、今日のおさらいをお願いします。

DJ:はい。複数の敵がいる。でも、よく見てごらん。本当の敵って、 たった1人きりなんだ。そう、そいつを倒せばそれで終わりだ。

■NOTES:

(※1)アメリカン・グラフィティ。これを観るとアメ車が欲しくなる。 (※2)ニューヨークの赤坂泰彦。 (※3)「イジメってどんなの?」 (※4)太い幹。私の同級生は、高井美樹(♂)。 (※5)「例えば?」 (※6)「小学生並だね」の誤変換。 (※7)「ベイビー」ではなく桑田佳祐のように「ベイベー」と発音する。 (※8)左手の人差し指をメトロノームのように3~4回ほど動かす。 (※9)電話が切れたときの音をイメージする。 (※10)ハムラビ法典を参照 (※11)「どこが?」 (※12)「あくまでも」と同じ意味。

┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────

「1vs複数」のケンカなんてあり得ませんよね。 たしかに、複数の群れはあるけれど、それは猿の軍団と同じです。

国家間の戦争でも、ヤクザの抗争でも凄まじい「数vs数」ですが、 トップに立つたった1人を倒せば、それでジ・エンド。・・・ツー。

それをウルフマン・ジャックは言いたかったのでしょう。

頭のいい奴は、ケンカに強い。

それは、叩く相手をよく分かっているからです。

雑魚をどれだけ潰しても疲れるだけ。敵は、たった1人。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━