池には、池に合ったサイズの魚しか泳ぎません。
いくら素晴らしい能力を持っていたところで、 それを発揮すべき舞台が整っていないとゴミと同じです。
「私は最高のパフォーマンスを提供することができる!」と豪語して、 上場企業が喜ぶノウハウをそこらの飲食店に売ろうとしても無理です。
そんなものは必要としていないどころか、かえって邪魔になるだけです。
これが分からない人が結構、多い。
できることと望まれていることとはまったく違います。
青色発光ダイオードの基礎知識を必要としているのは、 ごく一部の大企業だけです。それ以外の会社からすればゴミにもなりません。
私にはだれもが涙する曲を作る能力がある。
でも、小学校の校歌に涙は要らないじゃん。
それがやりたかったら、もっと他に違うステージを探しなさいよ。
そんなバカなことがあるの?とお笑いでしょうが、 この手のことは日常レベルで頻繁に起きています。
そこが池か沼か川か海か判断できないような人間のことを 場違いな奴とか空気が読めない奴と世間では呼んでいます。
そして、そんな連中はそこら中に腐るほど存在しています。
今以上の仕事を、パフォーマンスを相手は望んでいるのでしょうか。
ひょっとしたら、もう少しレベルを下げて欲しいのかも知れません。
自分の能力は、池向きなのか沼向きなのか川向きなのか海向きなのか?
そんなことを自問自答するといいのでは。
必要以上のサービスを受ける相手は、必要以下のサービスを受けるより 結構、辛いものがあるかも知れない。
┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────
もっと言えば、それがパーフェクト以上にできる人間など嫌ってほどいる。 しかし、その枠(サイズ)にピッタリの仕事ができる人間はごく僅かです。
「こっちはそこまで望んでいないのに…」
そんな痛々しい声が、あなたの耳には入らないのでしょうか。
であるならば、週に1回くらいは耳の掃除をして下さい。
まぁ、職人と呼ばれる人たちにその手の人間は多いのですが、 でもその場合は、悪意のないパフォーマンスだからまだ許せます。
問題なのは、そこの域にまでまったく達してもいないのに、 必要以上のパフォーマンスを提供しようとするヤカラです。
これが実に多いです。
あなたの大切なお客さん、池か沼か川か海か。
さぁ、この4つのうちのどれなのでしょうか。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━