こんなご時世でも売上を着実に伸ばし続けている社長と話したときのこと。
杉山:「どうしてそんなに絶好調なんですか?」
社長:「稼ごうとするから」
杉山:「はぁ。。。でも、みんなそうですよね」
社長:「いいや、違うよ」
杉山:「ほう・・・どのようにですか?」
社長:「みんなは“儲けよう”とする。私は“稼ごう”とする」
杉山:「おぉ!なるほど~♪ で、どこが違うのでしょうか?」
社長:「・・・。儲けるというのは、株や投資などがいい例で、 あわよくば少しでもお金が入ればいいという他力思考」
杉山:「ほう」
社長:「一方の稼ぐというのは、自らの頭と手でお金を作り出すという 能動的な行為。つまり、考えて動くということだね」
杉山:「世間の社長は、漁夫の利を狙っているということですね」
社長:「それはカッコよ過ぎるね。棚からぼた餅がいいとこだよ」
大きな口を開けて天を仰いでみたところで、ぼた餅など落ちては来ません。
┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────
「儲け話ない?」「儲かる仕事ない?」と言う時点で、 もうダメ人間ってことですね。
それよりも劣る文句は「おいしい仕事ない?」です。
私は、この「おいしい仕事」というフレーズを耳にすると、 雪崩が襲い掛かるが如く全身に鳥肌が立ちまくります。
品のない言葉だこと。良識あるみなさんは絶対に使わないで下さい。
「稼ぐ」というつもりで「儲ける」という言葉を使っているんだよ。 という人もきっといるかも知れません。
しかし、潜在意識レベルでは「棚からぼた餅」を狙っているんでしょうね。
しっかり売上を伸ばし続ける人は、すべてにおいて考え尽くしているので、 自分を奮い立たせる言葉もちゃんと計算して使い分けているものです。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━