砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1844滴:ネクタイを変えれば済む話

意外なことに“人と会うのが苦手”という社長が多いです。

「なんでそんな人が社長なんかに?」と今、思いましたよね?

そう思わなかった人も今だけ思って下さい。そうしないと話が続きません。

そうなんです。これが困ったことに意外に多いのです。

例えば、親から受け継いだ2代目もそうでしょうし、職人肌の社長もそう。

別に経営がやりたい訳ではなく、好きなことをやっていたら 社員もオフィスも大きくなっちゃったという場合があります。

傍から見れば随分と羨ましい話ですが、 当の本人からすると「好きなことだけやらしてくれよ…」という感じです。

“人と会うのが苦手”というのは、致命的なコンプレックスですよね。

社長としてどうのこうのだけでなく、社会生活を営む上でも。

そんな社長でもサイトやブログ上では饒舌になったりもします。

目の前に誰かがいるとNGだけど、そうでなければOKという人は、 コンプレックスを隠そう隠そうとしているはずです。

コンプレックスを隠そう隠そうとすると、それが弱点になるんですよね。

弱点のうちならまだいいですが、それが積もり重なると欠点になります。 弱い点ならまだ救いはありますが、少しでも欠けると元には戻りません。

よく思うんですが、“人と会うのが苦手”という人は、 “人と会うのが苦手ということ”がコンプレックスじゃなくて、

誰にも見せたくない何かがあるから、隠したいことがあるから “人と会うのが苦手”なのではないでしょうか。

コンプレックスのボタンを1つ2つ掛け間違えているような気がします。

私が思うに、コンプレックスと思っている部分を前面に押し出すだけで、 逆にそれが強みとなり、最後には個性となるような気がします。

自分が弱いと思っている部分が他者に差をつける強い個性になるのだと。

それができるかどうかは、ほんのちょっとの勇気だけでなんとでもなる。

それに、コンプレックスのない人間なんて地球上には絶対に存在しない。 しかし、コンプレックスの見せ方、出し方を下手にやると自虐で終わる。

┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────

「いい仕事ができる人は、いいコンプレックスを持っているものです」

一昨日、夢の中に出てきたインドのサイババが、 相変わらず指の間から白い粉を出しながら、そう言っていました。

彼は今も生きているのでしょうか。

だから、そんなことはどうでもいいんです。

そこで【dandysugiyamaの ひとりごつ】を始めました。

ひとりごつは、名詞「ひとりごと」の動詞化で、 ひとりごとを言うという意味ですので念のため。 https://twitter.com/dandysugiyama

“人と会うのが苦手”というあなた。ひょっとしたら 服のセンスがないからというのが潜在意識レベルにあるのでは。

だったら、ネクタイを変えれば済む話です。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━