砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1846滴:この世の中、美味しいパン屋など腐るほどある

彼女の「裏切られた」「はぁ、もうどうしていいのか分からない…」という ため息まじりの恨み節を嫌ってほど耳元で聴かされた私はとっても可哀想。

まぁ、耳元と言ってもスカイプなので緊張感のカケラもないし。

その彼女は、パン屋いや、ベーカリーショップを経営しています。 パン屋と言うと金剛力士像のような怖い顔になるので結構、面白いです。

どうやら彼女の親友(♀)が浮気をしたそうな。

それまで毎週のようにパンを買ってくれた親友。

でも、ここ最近の来店頻度が少なくなったな?と思っていたら、 ライバル店のパンを買っていたことが判明したらしいです。

ライバル店と言っても、彼女曰く「岐阜市内にあるベーカリーショップで、 自分のお店以外はすべてライバル店」という絶対に結婚したくない女です。

そこで私が言ったことは「その人は今までに1円でも払ってくれたわけで、 裏切ったわけでも寝返ったわけでも何でもない」と。

第一、私自身そいつの店でパンを買ったことは、過去3回しかありません。

基本的に私は、バロー領下店に山積みされているフジパンかヤマザキパンを 買っています。

もっと衝撃的な事実をお話しましょう。私の義父はパン職人で、 歩いて13歩の場所にある実家でパンをこんがり焼いています。

でも、一度もそれを食べたことがない。

「お前と付き合う人間は、死ぬまでお前のパンしか食えないのか?」 と彼女に言ってやりました。

それに、今までに1円も払ったことのない人間を大切にして、 それまでたくさん買ってくれた人を見放すその腐った根性が嫌いだと。

一度でも縁がある人をないがしろにし、 一度も縁を結んでもらわなかった人を大切にするその意味が分かりません。

だが、このような間違った考え方をする連中はそこら中に存在しています。

┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────

無菌状態の大きな工場で、オートメーションで作られたパンが最高だと思う 潔癖症な私です。

いいか悪いかではなくて、そーいう性格&性分なのだから仕方ない。

近所のおばちゃんが「たくさん作ったから食べて」と肉じゃがを持って来る その呆れた神経が1ミリも理解できません。

「俺に雑菌を食わす気か!?」と激しい憤りさえ覚えます。

吉永小百合の手料理だったら食べたい。それ以外は、 ちゃんとした職人が作ったものしか食べられません。

私には手作りチョコレートなんて、暑さに弱い溶けるゴミにしか見えない。 ゴディバかモロゾフ、もっと言えば明治や森永のほうがはるかにマシです。

まぁ、サバイバルとは対極の位置に存在する自分をひしひしと痛感します。

無人島に置き去りにされたら一日で死ぬ自信はある。

ところで私は、一体何を自慢しているのでしょうか。

一度でも結んでくれた人を大切にしないとバチが当たる。 そうは思いませんか?結んでくれない連中ばかりなのに。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━