JALの最高経営責任者に京セラの稲盛さんが就任しましたね。
医学部に受からず鹿児島大学の工学部を卒業し、 吹けば飛ぶような小さな会社からスタートした京セラ。
今では大成功したベンチャーの代表格とされていますが、 京セラの元社員に聞いたところ「血の小便が出るまで働かされる」と。
それに、かっこよく言えばM&A(企業買収)、下世話な言葉で言えば、 乗っ取り行為により自ら命を絶った人も少なくはないと勝手に思います。
それにしても航空会社を政府から任されるカリスマには違いありません。
しかし、どんな立派な経営者でも最初は間違いなく素人で、 その道のプロと呼ばれるに至るまでには何十年もの歳月が掛かったはずです。
生まれながらにして達人という人間など絶対に存在しません。
どんな人間にも最初には必ず「ひよっこ時代」があり、 周囲に罵倒されながらも必死で生き抜いて来たからこそ今日がある。
今、頭に立派な鶏冠(とさか)があるニワトリでも、 生まれてきたときはヨチヨチ歩きの可愛いひよっこ。
ヒヨコを経験しないニワトリなどいない。
同様にハマチを経験しないブリもいない。
他人に憧れたり、崇め奉ったり(あがめまつったり)する暇があるのなら、 もっと他にやることがあるだろうとは思います。
┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────
くるくる回る回転寿司でハマチの握りを食べるとき、 「もう少し生きていればブリを経験できただろうに…」とは思いもしません。
ただ、たしかにヒヨコを経験しなければニワトリにはなれない。
でも、ヒヨコにはヒヨコとしての楽しみ方もいっぱいあるし、 それで幸せだと思う人もたくさんいるのではないでしょうか。
無理に頑張ってニワトリやブリに出世することもなかろうと。
ハマチ→ブリという出世魚を考えていたら、ふと思い浮かびました。
真理さんが小田さんと結婚すると「おだまり」。 真紀さんが磯部さんと結婚すると「いそべまき」。
そこで「おおあん」という苗字があるかどうかググッたら、 大安と書いて「だいあん」とか「おおやす」しかありませんでした。
真紀さんを「おおあんまき」さんにしようと思ったのに。
大あんまきとは愛知県知立市の名物です。その中でも藤田屋が有名。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━