北日本と勝手に自称する富山県へ向かった。富山へは過去に2回ほど訪れたことがあり、2回も行けば十分だとは思っていたが、また行くことになった。JR岐阜駅にて特急しらさぎ7号。うっとりするくらいの実に美しいフォルムだ。動画を撮ろうと思ったが、今日のところはやめておいた。
12:18発の特急だったので、車内で幕の内弁当&缶ビールを買った。
15:28着。ここが和歌山駅でもおかしくはない、ほとんど特徴もない富山駅。駅はその地域の顔なので、もう少し個性を出してもらいたいものだ。
と思っていたら、路面電車が走っていた。これはかなりポイントが高いだろう。
ホテルへ向かう途中で遭遇した富山城。次回はじっくり観たい。あくまでも次回があればの話だが。
午後6時を回った頃、幻想的な富山城。
ここで一句ひねろうと思ったが案の定、何も浮かばなかった。
『鯛家』という生け簀のある料理屋に入った。どの角度からも真っ黒な物体にしか見えないが、ホタルイカ三昧。
白海老。富山では、昔はオキアミと同じ扱いだったとか。そんなことよりレモンを絞った後に、その汁が染み付いた指先の匂いを嗅ぐのが異様に好きだ。
不気味に映る富山湾の深海魚@げんげの唐揚げ。ゼラチン質の権化のような魚なので、揚げたそばから食べないと旨味が逃げるらしい。
中田由美子。40歳。そうだよ、彼女があの【特急しらさぎの女】だよ。旦那を皮肉った川柳を詠ませたら北日本で1、2を争う逸材の持ち主。しかし、その需要は極めて少ない。
富山湾の刺身5点盛り。ホウボウがとても珍しかった。私にとってのそれは、水族館で愉しむ観賞魚の貴重な1つだ。
〆としてホタルイカのお茶漬け。しかし、この頃には酔っていて食べたことすら覚えていない。その後、小さなお好み焼き店に入った記憶が薄っすらとある。