砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1855滴:ダウンロード ⇔ インストール

もうすぐ公立高校を受験する次女と話していたときのこと。

「○○君は岐高を受けて○○ちゃんは北校を受けるよ」と次女。 岐阜市では、岐阜高校と岐阜北高校が偏差値では上位2校です。

そのとき、たしかに学生の仕事は勉強なので、 それはそれで立派なことだと同意しましたが、

「パパの友だちにも岐高や北校を出て優秀な大学に行った人間がいるけど、 現在はと言えば箸にも棒にも掛からないような奴が多いよ」と言いました。

すると次女が「どうして?」と聞くので、下記のような大筋で答えました。

学生の勉強と社会人の勉強のその違い。

学生の勉強の目的は「受験に合格する」こと。 一方の社会人の勉強の目的は「お金を稼ぐ」こと。

学生のそれは、ちゃんとダウンロードさえできればとりあえずOK。 要は、いい参考書や問題集さえ手に入れればある程度は達成できる。

しかし、社会人のそれはと言えば、手に入れたツールを 自分に合わせてどう加工するかが大きな問題となる。

要は、インストール。実際に使用できるように設定することが肝心。

ダウンロードの反対はアップロードではなく、 自分色にカスタマイズしながらインストールするということ。

もっと言えば、教科書どおりに丁寧に1問ずつこなす人間よりも、 要領よく臨機応変に対応できる人間しか生き残れないということ。

┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────

さらに言ったことには、

大きな会社に入りたければ、1つでも偏差値が上の学校に行けばいいし、 将来、お金を稼ごうと思ったら、自宅から一番近い学校で十分だと。

有名校と無名校の違いは、上場企業に入れるか否かの違いだけです。

昔は上場企業に入れば将来が約束されたようなもので大成功でしたが、 今では逆に身動きがとれず哀れに思うことのほうが結構、多い。

バカな親の勘違いは、1つでも偏差値が高い学校に行けば、 素晴らしい将来が約束されていると頑なに信じていることです。

絶対にあり得ません。なんでしたら実例を挙げていくらでも証明できます。

ダウンロードができる奴はいくらでもいるし、そーいう奴に限って、 使ってもいないソフトばかり増えて容量が一杯になり、機能が停止します。

昔、どのクラスにも1人は居たでしょ。参考書女と呼ばれたガリ勉が。 ところでその彼女は今、どこで何をやっていらっしゃるのでしょうか。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━