砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1866滴:頭を下げる価値がある奴

今までに4桁の数の社長たちと会ってきましたが、 基本的に頭は下げません。

別にプライド云々ということも欠片もありません。

逆に頭を下げて契約が取れたり、 人間関係が円滑になるのならいくらでも下げます。

それでは契約が取れないし、円滑な人間関係も形成できないから わざわざ下げないだけです。

相手は社長。自分のほうが上だと思っている人種です。

その人の周囲には、その人に頭を下げる人ばっかです。

そんな環境の中でいくら私が頭を下げたところで、 まったく印象に残らないじゃないですか。

減るもんじゃないから頭なんかいくら下げてもOKですが、 どうせなら効果が如実に表れるようなやり方をしたいものです。

身分が低い人が、自分よりも高い人に頭を下げても1円にもなりません。

効果を期待するのなら、自分よりも身分が低い人に頭を下げるべきです。

それがスムーズにできる人間かどうか。 それで人間の器の大きさもはかれます。

┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────

横に並んで肩に手をかけたり、 お腹をさすってやればいいです。

社長といったって上場企業のそれじゃないし、もっと言えば、 サラリーマンの平均年収も取れていない人種がほとんどです。

頭を下げるどころか、頭を小突いてやってもいいくらいです。

長嶋茂雄に頭を下げたら、板東英二は一生付いていこうとしますが、 板東英二に頭を下げられても長嶋茂雄は下げられた映像も覚えていません。

頭を下げられることに慣れている人からすれば、 相手の後頭部しか印象に残っていません。

それが誰なのかもまったく分かりません。

頭を下げるという行為で得る利益は、身分や立場が高いと思われている人が そうでない人に対してやったときにはじめてその効果を発揮するものです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━