相変わらずの就職難で、ちょっと名の知れた大学を卒業しても 自分が思うような会社に入ることはなかなか厳しいようです。
裏返せば、地元の中小零細企業にとっては、 思いのほか優秀な人材が採れるチャンスかも知れません。
ところが、実際にはそうはいきません。
つい先日のこと、ある社長曰く「また採用で失敗した。面接したときは 稀に見る優秀な逸材だと思ったのに・・・」と。
では、どうしてこうなるのでしょうか?
答えは超簡単です。
社長が面接をすると、自分に似た人間しか選ばない(選べない)からです。
社長は、自分が一番デキる人間だと潜在意識の中で思い込み、 それに似た若者を知らず知らずのうちに選んでいるはずです。
しかし、蓋を開けてみたら箸にも棒にもかからない人間だった。
これ↑が意味するのは、その若者を採用した社長も 同じように箸にも棒にもかからない人間という証拠。
だれもが成功する昭和だからやってこれただけです。
それが分かっているかどうか。自分が今の時代に生まれてきたら 使える人間なのかどうかがちゃんと理解している社長は少ないです。
それどころか「俺がもう1人欲しい」とコピーロボットを要求するような 恥知らずの社長がそこかしこに散らばっています。実に恐ろしいことです。
あなたが今、25歳だったら必要のない人間なのです。
だって、採用面接した若者が使えない人間だったじゃないですか。
優秀な社長は、自分にない部分を備えた若者を採用しています。
その若者の性格が明るかろうが暗かろうが問題ではありません。
いかに自分にないものを持っている人間と付き合えるか。それが出来ない、 それが理解できない社長は24時間以内に辞任したほうが会社のためです。
┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────
それは、友人関係でもまったく同じ。
日頃、仲良く付き合っている友だちを思い浮かべると ほとんど自分と同じような連中ばっかのはずです。
自分と同じような性格、自分の分身のような連中が集まるのは、 あなたが猿だから。
群れを成すのは霊長類猿科の証拠です。
またそれはアナログな世界だけのことでもありません。 ネット上で群れを成すのもレベルが低い猿だからです。
それを自覚してそうしているならまだOKですが、 まったく知らずにやっている連中がほとんどです。
「いや、私はいろんな人と触れ合っている」と反論する人も多いですが、 100%みんな同じことを言う。
傍から見れば十把一絡げ。
まぁ、友人関係はともかく会社を円滑に回したいのなら、 社長と同じ性格の人間など1人も採用してはいけません。
今は、平成だから。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━