砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1906滴:所詮、ホタルの潰し合い

新規開拓! これは営業マンからすれば至上命令ですよね。

では、その新規って何?

前にも言いましたとおり「世の中に発明はなくて、すべて発見」です。

エジソンは、最初に電気を発見しただけ。発明ではない。

すでにこの世にあるものしか作れっこないんだから、 とすると、それを見つけられるかどうかの問題です。

そう考えていくと、新規開拓の新規って一体何なのでしょうか。

ありませんよね、新規って。

そうです。どこにもない、だれもやっていない商売なら別ですが、 競合他社が存在する商売に新規のお客なんてどこにも見当たりません。

だから、やっていることは所詮、キャパの取り合いじゃないですか。

あっちの工務店よりもこっちの工務店のほうが安くていい家を作る。

あなたの会社は、この↑方程式から外れる商売をしていますでしょうか?

それを「ホタルの潰し合い」と言います。

こっちの水は甘いぞ、あっちの水は苦いぞ♪となんら変わりませんので。

0からお客を発生させるわけではありませんし、 それはエジソンでもできなかった難しいことです。

しかし、どの社長も「キレイに商売をしよう」としています。 パカッと開いてみれば、腹の中は真っ黒なくせに。

隣のお客を奪い取る! この発想を会社ぐるみで徹底させましょう。

┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────

朝礼で美しいことを言うな! 社是、社訓に美辞麗句を書き並べるな!

と細胞レベルでそう思います。

商売は所詮、キャパの取り合いなんだから。

「A工務店が潰れれば、その見込み客がうちに来るかも」

こんなことばっか思っているんでしょ?

でも、それが正解。家を必要としていない人は、絶対にお客じゃないから。

0から利益を発生させることは、エジソンでもニュートンでもできません。

こっちの水は甘いぞ♪をどうやって表現するかだけです。

では、また次回、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━