砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1922滴:心と腸に問うてみる

自分のことをよく知る数人に「どんなことでもいいから、俺の嫌な部分を 書いてくれ」とA4のコピー用紙を手渡して下さい。

いいことは書かなくていいので、コイツ嫌だなぁ~と思う部分だけを 思いっ切り書いてもらいます。

10分後、それを回収しザッと読み流しましょう。

その際に、えぇ。。。と「心がえぐられる」コメントがあったり、逆に バカ野郎!と「腸(はらわた)が煮えくり返る」コメントがあるはずです。

ここまでできたら80点。

それを目にして「心がえぐられる」と感じた内容は、自分の弱点です。

また「腸が煮えくり返る」と感じた内容は100%、自分の強みです。

今さら弱点を修復しようとしても時間と経費のムダなので、 「腸が煮えくり返った」強みだけをさらに鍛え上げましょう。

要は、もっともっと嫌われるくらい徹底的にやり切れということです。

肝心なことは、目の前の相手から「嫌な奴だな」と思われる要素の中に 自分の本当の強みが隠されているということです。

まさか「温厚でいい人ね」と言われて喜んでいませんよね?

それは「ひょっとしたらカモにできそう♪」という意味で、 間違っても褒め言葉なんかじゃありませんので念のため。

┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────

強い部分と弱い部分を言っているだけなので、 これによって人間性云々を問うものではありません。

強みというのは、たしかに自分自身に対して使う表現でもありますが、 多くの場合、相手に対して発揮することがほとんどです。

なので、その相手から「いい人ね」と言われるということは、 バカにされているとしか私には思えません。

相手に嫌われるその要素の中にこそ、 戦闘時に活躍する強みがあるのではないでしょうか。

嫌がられている自分の中身を知り、それを心と腸に問うてみましょう。

では、また次回、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━