砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1927滴:社員は少しずつ死んでいる

三省堂で立ち読みをしながら使えそうな内容を記憶して3回ほど店の外へ 出ると手帳にメモった@間違いなく女性店員から怪しまれていた杉山です。

ちなみに、いくら私でも本を写メするような非常識な行為はいたしません。

ですから、初めて「メモった」と「写メ」という下品な俗語を使いました。

さぁ、そんな写メはソフトバンクの商標なのでドコモの連中は使わないで ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

猛暑ぉお~お見舞い、申し上げますぅ~♪  by キャンデーズ風

これだけ暑いと口元が緩んで笑いが絶えません。新種の病気でしょうか。

そんな中、鬱っぽい社員がいると同級生でもある1人の社長から コメダ珈琲のかき氷を報酬として相談を受けました。

そりゃこの暑さだから凹む社員の気持ちも分かります。

その前に、いい加減、現物支給の報酬はやめてもらいたいものです。 コメダ珈琲の宇治金時では溶けるので住宅ローンに充当できません。

彼曰く「サラリーマンの気持ちも社長の立場も理解しているお前だからこそ、 相談に乗って欲しい」と。

君、大正解!実に賢明な判断です。

ここで改めて言っておきますが、私ほど新入社員、平社員、中間管理職、 そして社長の気持ちを理解&把握(握力80レベル)している者はいません。

ただ、OLの気持ちだけは因数分解並みにまったく分かりません。

毎日、少しずつ死んでいるんですよね。

人間はそうは簡単には死にません。ある日、ポキッと棒が折れたように 死ぬとお思いでしょうが、それは違います。

日々、少しずつ死んでいるのです。それがある日、飽和状態というか、 沸点に達したときに逝ってしまうのです。

社員は毎日、少しずつ死んでいると思えば100%間違いありません。

そしてそれは完治どころか、転職しても元には戻りません。

体と心を蝕むストレスは、健康な部分を侵食するのであり、 弱くするわけではないからです。

つまり、欠けた部分は絶対に元には戻らないということです。

弱った部分は栄養を与えれば元に戻りますが、一旦、 欠けてしまった部分はどうあがいたところでオシマイです。

稀ですが、本当に稀有(けう)なことですが、 逆に毎日、少しずつ栄養を補給している社員もいます。

要は、やりがいや将来に明るい希望を見出しながら働いている社員です。

ただ、そんな社員でも、2~3年も経てば それがストレスに変わる場合がほとんどですが。

現に私もそうでしたから。

まぁ、問題を解決する答えにはなっていませんが、

確実に「毎日、社員は少しずつ死んでいる」と思って日々、 接してあげるしか策はありません。

┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────

朝食にサーターアンダーギーを2つ食べました。 たしかに嫌いではないし、むしろ好物の1つです。

でも、なんでこれが朝食なの?と、さっきから怒りが収まりません。

生死に限らず、あるとき何かがポキッと折れることはないと思います。

それまで気付かなかったけど、隠れて見えなかったけど 予兆か伏線が必ずどこかにあったはずです。

正直、サラリーマンからすれば、会社ほど生き地獄はありません。

断言できますが、絶対に楽しいなんてあり得ません。 命を縮めているに決まっています。

「何を言うんだ?俺は毎日がバラ色だよ!」とおっしゃる給与所得者よ、 2~3年もすれば会社が虎の穴だったことに気付くはずだ。

「毎日、社員は少しずつ死んでいる」と分かっている社長は優秀です。

一気には逝きません。少しずつ衰弱しているはずです。 『フランダースの犬』のネロとパトラッシュのように。

では、また次回、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━