砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1930滴:円満な人間関係を構築するために

まったく何も見ずに坪内逍遥という美濃加茂市出身の偉大な人物の名前を 漢字で書けるようになった@次は後醍醐天皇に挑戦するつもりの杉山です。

ちなみに、よく見ると「逍」と「遥」のしんにょうの点の数が異なります。

ですから、日本武尊をヤマトタケルノミコトと読むことを先日知りました。

さぁ、そんな高校時代の同級生たちも「ニホンブソン」と思っているはず ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

私は、それが単なる飲み食い会だろうが何だろうが、 町内の集まりにはたったの一度も参加したことがありません。

心から嫌いだからです。

すると身内の者たちは「ここに住んでいるし、この先も住むんだから 円満な人間関係を作っておかないと」と決まって言います。

だったらお聞きしますが、年に数回だけ飲み食いすれば 円満な人間関係が構築されるのでしょうか。

私は、随分前からそのようなイベントが嫌いと申しております。

それを嫌いな者がその場へ行けば、さらに溝が深まることは必至です。

会社もそうですよね。

アフター5の飲み会はもとより、社員旅行、ゴルフ、カラオケなどの 福利厚生という名の地味な拷問。

あくまでも有志、希望者だけと言いながら、この不況下でも 半強制的なイベントがやたらと多い会社がそこかしこにあります。

零細企業の福利厚生の中身は、社長の趣味が基準となっているので、 安いパックツアーの海外旅行、ゴルフ、カラオケなどが一般的です。

でも、それが大嫌いな社員もたくさんいますよね? だからといって、その社員の協調性が問われるものなのでしょうか。

社員を大切だと思っているのなら、そのような拷問は一切やめるべきです。

いくらゴルフのスコアがよくても、カラオケの点数がよくても、 大枚をはたいてグアム・サイパンに連れて行っても、

社員同士の関係がよくなるどころか、その真逆になる場合がほとんどです。

だって、多くの社員はそのような鎖のついたイベントが大嫌いなんだから。

本来、円満な人間関係は、日常の現場の中でしか構築されません。

┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────

もったいないですよね。よかれと思ってやっていることが、 この資金繰りが苦しい中、お金をかけてやっていることが、

身になるどころか逆に社員たちの溝を深めているだけです。

しかしこれは、人を使う立場の人間からはまったく理解できないことです。

使われる立場の人間からすれば「なんでこんなバカなことするの?」という まったく呆れた感じになります。

仕事でストレスが溜まったなら、仕事で解消するしか方法はありません。

それとまったく同じ。

職場の人間関係は、アフター5に飲み食いしても、休日にゴルフや カラオケに行ってもその関係がよくなる理由はどこにも見当たりません。

それどころか、改めて嫌な部分を再確認して溝が深まるのがオチです。

丁か半かサイコロを振っている真剣な現場でしか構築することはできません。

それでは、これから年に一度の健康診断に行って来ます。

では、また次回、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━