同じ岐阜県内とはいえ、東京へ行くほうが近い飛騨高山に久しぶりに訪れた。
旅番組やサスペンスドラマの中で必ず目にする高山駅。すこぶる快晴だった。
高山陣屋のすぐ前で営む陣屋だんご店は一等地だけに羨ましい行列だった。
宮川に架かる橋の中でも最も有名な中橋。青と緑と赤のコントラストが美しい。
宮川には山からの雪解け水のような限りなく透き通った流れが滔滔とあった。
派手な人力車を横目にまだ記憶に新しい古い町並みのど真ん中を闊歩した。
徒歩50mだけでも数々の誘惑に負けた。飛騨大井屋の朴包もその中の1つ。
三川屋本店で塩せんべいを焼いて見せてくれた男性が必要以上に粋だった。
ゆっくり観てみたいと思っていた重要文化財の日下部民藝館へ足を延ばした。
豪快な梁組やどこか懐かしい囲炉裏端を見ていたら時間の経つのを忘れた。
天領(徳川幕府直轄)だった飛騨高山ゆえの素晴らしい産物だとつくづく思う。
日下部民藝館を出ると何気ない風景が広がった。当たり前のように癒された。
まだ雪吊りが施してあった旧高山町役場の中で記念スタンプを鮮明に捺した。
最初に寄った陣屋だんご店に再び寄ったら、このような凄まじい数の串の跡。
初体験の高山陣屋。全国に唯一現存する代官所というだけあり、圧巻だった。
古い町並みには定番だが、この3つはザ・ホーロー看板とも評される極上品。
適当に町を歩いていたら、飛騨国分寺の三重塔を見つけた。実に荘厳だった。
十分に堪能し、歩き疲れたので今日の宿泊先のひだホテルプラザに入った。
さっそく9階の展望風呂に浸かったが、早かったせいか数人しかいなかった。
歩き疲れていたせいもあり、何を食べてもほとんど美味しいとは感じなかった。