3月11日は、次女と2人で私の聖地とも言える鳥羽水族館へ行きました。
館内を3時間かけて舐め回すように歩いた後、近くの赤福で熱いお茶を すすりました。するとそのとき、町中に津波警報が鳴り響き渡りました。
結局、その日は近鉄電車が動かず、日帰り旅行のつもりが 鳥羽駅近くの旅館に泊まることになりました。
旅館の部屋ではじめてテレビで映像を確認しました。驚愕しました。
さらに心配だったのは、その映像を観た娘が今までにない 驚きようをしていたことでした。
大人でもそうだから、高校生なら尚更でしょう。
それから20日が経ちました。
生命の大切さ、自然災害の恐ろしさは当然のこと、 この間に改めて感じたことは、情報の大切さです。
その情報を知るかどうかで、自分の置かれた立場が大きく左右されます。
ただ、通常のビジネスでも言えることですが、 自分の身の回りには情報が腐るほどあります。
また、デマのように実際に腐っている情報もたくさんあります。
肝心なのは、このように腐るほどある情報の中から、 自分にとって最も必要な情報だけを濾過するには、
選ぶより、捨てることのほうが大切な作業だということです。
ただ、今回のような場面ではなかなか難しいとは思いますが、 錯綜する情報が多ければ多いほど、これは大切な作業だと思います。
何も疑ってかかれというわけではなく、 今は必要ないというものが多いと思います。
┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────
日帰り旅行のつもりだったので、財布の中には 5000円しか残っていませんでした。
クレジットカードがこんなに便利なツールだと思ったことは、 今回がはじめてでした。
がんばれ!日本というスローガンが掲げられてますが、 被災された方たちはすでに頑張っています。
何よりも被災に遭っていない人間が頑張らないといけない。
今は目の前の義援金が大切ですが、この先の建て直しには 大量の税金が必要となるに決まっています。
死ぬほど稼いで腐るほど税金を納める。
東北に旅行してジャンジャンお金を落とせばいい。 そのためにはまず稼がないといけない。
停電しないんだから24時間体制でもっとがんばれ!西日本。
平穏な日々は誰でも普通でいられる。しかし、今回のような場面でも 普通に礼節を重んじることができる人たちはとても立派だと思います。
では、また次回、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━