次女が高校に入学した際、祝い金としてもらった封筒が引き出しの奥のほうにあることを都合よく思い出し、あろうことかそれに手をつけてしまった私が父だ。
こうなると中国のGDP並みに気が大きくなり、ふと気づけばJRに乗っていた。
国宝・彦根城。小ぢんまりとした風合いの天守で大好きな名城のひとつでもある。
距離を変えて撮影したら想定外の女性が写っていたのでこれも縁だと頷いた。
西側から天守を見上げた。当たり前だが、日常ではない絵に大いに感動した。
天守の入り口付近にて。目を右にやると空の青と交錯した琵琶湖を確認した。
3階から四方を眺めたが、関西系のご婦人方がいつもの如くやかましかった。
満開の桜に囲まれた西の丸三重櫓。蟻のような安い観光客で賑わっていた。
普段は見向きもしないのに桜の時期にだけ群がるのもいかがなものだろうか。
北西より望む荘厳たる天守と見事な石垣。その美しさにうっとりしてしまった。
撮影における最近のマイブームは、このように太陽光を絡めた紫外線ショット。
黒門へと続く石垣に沿って歩いた。何気ない空間にも驚愕の趣が漂っていた。
彦根城の北東にある玄宮園から天守を望む美景ショットを何十枚も愉しんだ。
せっかくなので動画も収めた。クレパスでなぞったような青色が印象的だった。
いろは松の対岸に狂おしく咲き乱れた桜。薄っすらと湖面に映えるのも風情。
その後、JRに乗って長浜へ向かった。長浜駅から5分の場所に立つ長浜城。
琵琶湖に面していると言っていいほど近く、展望室から360度を収めてみた。
桜を突っ切って水平線に向かっているようで精神的にも肉体的にも癒された。
全国的に有名な黒壁スクエアへと足を向けた。懐かしい通りを丁寧に歩いた。
途中、笑顔のポン引きに誘われて黒ごまの串ぬれおかき(200円)を食べた。
当然、それだけでは物足らなかったので素晴らしく趣のある『翼果楼』に入った。
明治村の店舗のような造りに感心したが、これだけでは空腹は満たされない。
この焼鯖寿司と焼鯖そうめんだが、絶滅危惧種並みの絶品で大満足だった。
彦根城は「日本100名城」の中の50番。現存天守で国宝という貴重な城。
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