砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

2キロも贅肉が落ちた津城(三重県津市)と松阪城(三重県松阪市)

「今日は13日の金曜日だからきっとジェイソンが現れるぞ」と次女に言ったら「アメリカ人が遊びに来るの?」と真顔で返された。時代を感じた1コマだった。

近鉄津新町駅

気を取り直して久し振りの快晴、三重県にある2つの城を巡ろうと思い立った。

津城

最初に津城。近鉄津新町駅から合同庁舎を通り抜け、約10分で辿り着いた。

整備された日本庭園から藤堂高虎像に目をやると三重櫓への階段を登った。

模擬三重櫓

櫓自体は大したことはないが、整然と詰まれた石垣を眺めていたら癒された。

看護学校の学生3人

あろうことか看護学校の3人の若者が「コミュニケーションを図る授業の一環でちょっとアンケートをお願いしてもいいですか?」と私の背後から近づいてきた。

津城

「津と言えば?」と訊かれたので「世界一短い地名」と答えた。あっと言う間に終わったが、この際なので「出生時の体重」など徹底的に訊いて欲しかった。

模擬三重櫓

ただ、「昼の日中からこんな場所でボーっとお城を眺めていて一体、どのようなお仕事をなさっているのですか?」という質問だけは間違いなく避けたかった。

JR松阪駅

次に松阪。近鉄とJRの駅舎が一緒になっているためJR側の南口から出た。

松阪城

駅から旧伊勢街道の中町、本町、殿町とゆっくり歩いて松阪城に辿り着いた。

天守がないからと気軽にやって来たが、唸るほど見事な石垣がそこにあった。何回もぐるぐると歩いたり走り回ったりしたため、周囲からは気味悪がられた。

歴史民俗資料館

敷地内にある歴史民俗資料館の窓口で「日本100名城」のスタンプを捺した。

記念スタンプ

松阪城は「日本100名城」の中の48番。予想外に愉しめたので再訪したい。

昔の看板

ただ、資料館職員たちの私語がうるさく、ヤル気など微塵も感じられなかった。

昭和の道具

懐かしい昭和の小物たちが並んでいたが、すべてリアルタイムで知っていた。

これは御城番屋敷。江戸末期に旧紀州藩士が松阪城警護のため移り住んだ武家屋敷。このような屋敷は全国でも大変珍しく、今でも普通に暮らしていた。

御城番屋敷

御城番屋敷の奥から振り返り、松阪城を背景に1枚。平屋は贅沢だと思った。

マンホール(三重県松阪市中町)

松阪牛を食べ損なったこともあり、年内の再訪を五臓六腑が強く望んでいる。