寒波のため薄っすらと粉雪が舞う中、あくまでも仕事として広島へと向かった。のぞみの車内で駅弁を食べた。広島へ向かうのに特撰東京とはこれいかに。
広島駅からタクシーで7分の場所にあるオリエンタルホテル広島に泊まった。
バスルームもスケルトンで小ぎれいなのは結構だが、荷物台が欲しかった。
あくまでも仕事として来たのでホテルのロビーで珈琲を飲みながら2時間以上ミーティングを行ったが、どう見ても真剣に取り組んでいるようには思えない。
画期的な策を練り出すためには、脳ミソに養分が必要だという結論に達した。
ゆすらという名の小洒落た居酒屋で地の食材を使った料理や酒を堪能した。
カボスを強く絞って食べた牡蠣は絶品だったが、牡蠣フライはなかった。
広島市民は〆でお好み焼きを食べるらしいので『元祖へんくつや』に入った。
今回、広島の界隈を案内してくれた絶えず鞄の中にコテを隠し持つライターの神垣あゆみさんは、生まれも育ちも死に場所もこてこての広島じゃけんのう。
悲しいかな、私はあまりに年を取り過ぎたせいか、はたまた社会人として半人前だからなのか、一人前を食べることができなかった。早く一人前になりたい。