携帯電話の待受画面が名古屋城という、とても最近の女子高生とは思えない次女と特急ワイドビューしなの5号に乗って淡い雪が残る松本城まで行った。
まったく用事もないのに「記念行事のひとつ」として、旅先では必ず駅構内の観光案内所へ立ち寄ることにしている。この駅ではとても丁寧な対応だった。
快晴だが耳がちぎれるくらい冷たい空気の中、15分かけて松本城へ着いた。
城めぐりのきっかけとなった名城なので、最低でも2時間以上は眺めていよう。
現存する五重層の天守は、姫路城と松本城しかない最上級に貴重なものだ。
天井が見事な天守の最上階が貸し切り状態となったので動画で撮ってみた。
月見櫓で胡坐をかいて静かに瞑想する次女。できればここに住みたいらしい。
歴史的・文化的価値もさることながら、一個の建造物としても吐くほど美しい。
平日とは言え、ほとんど観覧客がいなかったので様々な遊びで城を愉しんだ。
こうしている最中にも、来週あたり彦根城にも鈍行で訪れようかとふと考えた。
どうやら次女は、現存天守のある12城を一日でも早くすべて廻りたいらしい。
父でさえまだ6つしか訪れていないのに。この角度がベストビューポイントだ。
なぜか急に今日から全国の駅弁を制覇しようと思った。まずは松本駅で買った黄金シャモめし(1000円:★★☆)だが、見た目以上にボリュームがあった。